【ヘルシーなだけじゃない】「米粉」の4大魅力&おすすめダイエットレシピ

【ヘルシーなだけじゃない】「米粉」の4大魅力&おすすめダイエットレシピ

「米粉」とは文字通り米の粉のことを言い、米を精粉したものです。最近では、米粉を使った商品を見かけることも多くなりましたよね。しかし、その使い方を知らないという方もいると思います。そこで今回は、管理栄養士が米粉の魅力やダイエット向け料理のレシピをご紹介します。

2022年01月05日

米粉の4つの魅力とは…

米粉の魅力を4つピックアップしました! 1.しっとり、もっちもちの食感 2.小麦粉に比べ、アミノ酸スコアが高い 3.薄付きだからカロリーオフ 4.エコ&自給率アップ! 米粉はヘルシーで美味しいだけではなく、自給率を上げることで社会貢献にもつながる??それはなぜなのか、もっと詳しく解説していきます。

1.ほっぺも落ちそう!もちもち食感

米粉は、粘性や保湿性に優れています。そのため、パンやうどん、パンケーキ、お菓子などに米粉を加えることで、しっとりとして、もちもちの食感を味わうことができます。 また、小麦やグルテンにアレルギーのある方も米粉に変えて調理することができるのも嬉しいですね。

2.小麦粉よりアミノ酸スコアがレベルアップ

良質のたんぱく質(アミノ酸)という言葉を耳にしたことはありますか? たんぱく質(アミノ酸)が良質かどうかは、ヒトの体内で作ることができない9種類のアミノ酸がバランスよく含まれているかどうかで決まります。その指標がアミノ酸スコアです。 アミノ酸スコアは、ヒトのカラダの中での利用率を示します。100点満点中、小麦は41、米は65となり、小麦粉よりも米粉の方が良質のたんぱく質を含んでいるということになります。 ▶【管理栄養士から聞いた!】「ごはん」を食べてもやせるダイエット方法とは?

3.揚げ物をヘルシーに

鶏もも肉の唐揚げの吸油率は、衣に小麦粉を使った場合は38%、一方米粉の場合は21%です。吸油率が低いため、米粉の使い方次第では大幅なカロリーオフになります。

4.社会貢献につながる

日本の自給率は、カロリーベースで4割程度です。一方、輸入に頼ることのない米については、年間消費量は昭和37年をピークに減少の一途をたどっています。それに伴い日本の貴重な生産基盤である水田の耕作放置という問題も抱えています。 また、小麦粉はその大部分を輸入に頼っているため、小麦粉を国産の米粉に変えることでフードマイレージにも貢献できます。 フードマイレージとは、食料品の収穫地から食卓までの距離で表したものです。収穫地が海外の場合は船や飛行機を使います。船や飛行機で運ぶため、その距離が長いほど、燃料費や二酸化炭素排出量が高くなり環境にダメージを与えることになります。米粉を利用することは、環境にも優しく自給率アップにつながるということですね。 ▶【ダイエット成功の秘訣はごはん?!】白米を食べてもやせる3つの秘密とは?

米粉を使った簡単クッキング

米粉を衣に『サバとアスパラの和風バターソテー』

米粉は小麦粉を使うよりも薄くつくのでヘルシーに仕上がりますよ。バターは火を止めてから加えるのがポイント!香りが逃げずおいしくできますよ。 ▶「サバとアスパラの和風バターソテー」レシピはこちら

サクッサク『米粉とココアのヘルシークッキー』

バター、小麦粉不使用のクッキーです。食物繊維やポリフェノールをたっぷり含むココアを加えてさらにヘルシーに仕上がります♪ ▶「米粉とココアのヘルシークッキー」レシピはこちら

最後に

最近の研究で、米の胚芽と胚乳の間にあるフェルラ酸という成分に、脳の海馬組織の炎症を抑える働きがあるということがわかり、アルツハイマーの予防に期待がもたれています。 米粉を気軽にお料理に使えるような商品もどんどん研究開発されています。ダイエットにも社会貢献にもつながる米粉。普段の生活にとりいれてみてはいかがでしょう。是非おすすめします。 吸油率、自給率についての出展:農林水産省「米粉をめぐる状況について」より (http://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/komeko/)

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著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


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