【やせないあなたへ】管理栄養士が教える、40代からのダイエットのコツ

「若い頃に成功したダイエット法が通用しない」「やせたけど体の調子がよくない」など40代のダイエットは難しい。結果が出にくい上に、成功してもすぐにリバウンドしたり…でも大丈夫！40代からのダイエットのコツを管理栄養士が解説します。

やせにくいひとの習慣は？

心当たりのある人は要注意！

年を重ねるとやせにくくなるのは代謝が落ちてしまうから、とよく聞きます。確かにエネルギー代謝が悪くなると、同じ量を食べていても太りやすくなってしまいます。しかしいつもの生活習慣に拍車をかけられてエネルギー代謝が悪化したり、知らず知らずのうちに過食していることがあるんです。

そこで、太りやすくなる習慣をチェックしてみましょう。

・すぐ座る
・歩く速度がゆっくり。歩く歩幅が小さい
・夜更かしをする
・テレビを見ながら、パソコンしながら、本を読みながら食事やおやつを食べる
・姿勢が悪い
・炭水化物がメインの食事をすることが多い
・趣味、夢中になることがない
・効率的に最短距離で動く

これらの習慣が3つ以上当てはまると思う方はそのままの生活をしていると、増えた体重が戻りにくい体になる危険大です。

生活習慣を見直すだけでやせやすくなる！

上記の生活習慣に当てはまったものがある人は、一つ一つ改善していきましょう。

ながら食べの習慣がある人は？

ながら食べの習慣をしている人は、食べるときは食べることに集中してみること！自分の咀嚼している音や食べ物の味を再確認できます。
すると咀嚼も増え、満腹感も感じやすくなり、無理せず自然にダイエットできます。

歩く歩幅が小さかったり、最短距離で移動する人は？

毎日の家事や仕事は何年も続けていると効率的に動けるようになります。
そこが問題！活動量が減ってきているかもしれません。わざわざ大きく動いて筋肉を動かすだけでも代謝がよくなる方向に向いていきます。

炭水化物ばかり食べている人は？

麺類やごはんがメインの食事になっていませんか？また食事を軽くして炭水化物（糖質）ばかりの間食をしていませんか？炭水化物に偏った食事は、血糖値の上昇が急激になり糖をため込みやすい体になります。
また、筋肉を作るためのたんぱく質が不足することもあり、基礎代謝を落としてしまいます。

このようにちょっと意識をするだけで生活習慣は変えられるものです。

40代からのやってはいけないダイエット法は？

ダイエットNG例とその理由

過去に体重が簡単に落ちたことがあるからと、若い時のダイエットをすることはありませんか？40代からのデリケートな体には無理は禁物です。結果を急いではリバウンドも早いのです。特に注意したいダイエットを紹介します！

断食ダイエット

断食ダイエットをすれば体重は減ります。それは脂肪が減るのではなく、体の水分量が減っているだけ。体重が落ち始める時は、まず水分から減り始めるからです。

断食をしても、また通常の食生活に戻れば、すぐリバウンドをするというのは勿論のことです。また40代で断食を数日間続けると、筋力低下や疲労感の蓄積、骨粗鬆症を加速させるなど、健康に悪影響を及ぼすことも少なくありません。

単品ダイエット

○○だけを食べる。○○だけなら好きなだけ食べても良いというダイエットです。
食べ物は、サプリメントのようにある栄養素だけ摂れるというものではなく、色々な栄養素やポリフェノールなどが複雑に関わりながら人間の体を作っています。
ですから、単品だけを食べていると他の栄養素の組み合わせが悪くなり、体に悪影響を及ぼすことになってしまいます。一時的でも年齢を重ねた分、ダメージも大きくなってしまいます。

40代からのダイエットで大切なこと

40代の女性は更年期という壁があります。女性ホルモンのバランスが崩れるため、骨がもろくなりやすく、また、おなか周りに内臓脂肪がつきやすくなることは多くの女性が経験することです。

しかし、無理に厳しいダイエットは更にホルモンのバランス、精神のバランスを崩しかねません。
40代からのダイエットで大切なことは、〇〇ばっかり食べはせず、バランスよく食べ、こまめに動くこと。
歩数計や活動計をつけて、今よりも歩数や活動量を多くする目標を立て、実践してはいかがでしょう。生活習慣を見直すことは特別な準備もいらず、今すぐできます。

最後に

人生100年といわれる時代、40代超えてもまだ折り返し地点です。これから先をきれいに健やかに生きるためにも、今すぐ取り組んでみては如何でしょう。
これからのきれいを応援しています。