【美味しく衛生的に】夏のお弁当作りのポイント6つ
夏は食中毒が発生しやすい季節。作ってから食べるまでの間に時間があるお弁当は、いつも以上に衛生面に気を使いたいですね。今回は、夏のお弁当作りのポイントを管理栄養士がご紹介いたします。
2019年08月10日
夏は食中毒に気を付けて!
食中毒とは?
食品に付着した細菌やウイルス、人体に有害な物質を食べることで起こる腹痛や嘔吐、下痢等の健康被害のことを食中毒といいます。 1年を通して発生する食中毒ですが、気温・湿度の高くなる夏は、細菌が繁殖しやすく、細菌性の食中毒(腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ菌など)が増加します。作ってから食べるまでに時間の空くお弁当は特に注意が必要な季節です。
実践!美味しく衛生的なお弁当作りのポイント
食材は新鮮なものを!
安全なお弁当を作るためには、食材は新鮮なものを選ぶのが大切です。生ものは氷や保冷剤で冷やして速やかに持ち帰り、すぐに冷蔵庫へ。また、買ってきた食材はなるべく早く使い切るようにしましょう。
手は清潔に!
食中毒を引き起こす細菌やウイルスを食品につけないためにも、調理前には必ずしっかり手を洗いましょう。調理中も、生ものを触ったり卵を割ったりした後など、こまめに手を洗うのが大切です。洗った手は清潔なタオルでしっかり拭いて、さらにアルコールで消毒もすればなおGoodです。
調理も衛生的に!
調理器具も清潔なものを使いましょう。特にまな板は野菜・肉や魚などの生もの・加熱調理後の食品で使い分けるのがおすすめです。 細菌の多くは加熱することで死滅しますので、食材は中までしっかり加熱しましょう。常備菜を使う場合も、再度しっかり加熱することが大切です。 出来上がったおかずは素手で触らず、清潔な箸などで触るようにしましょう。おにぎりも素手で握るのはNG!清潔なラップで包んで握り、ごはんに菌がつかないように気を付けたいですね。 また、食材を触る回数が増える「キャラ弁」も避けた方が無難です。可愛く仕上げたいときには清潔なピック等を利用してデコレーションするのがおすすめです!
冷ましてから詰める
温かいままだと細菌が繁殖しやすくなるため、おかずはしっかり冷ましてから詰めましょう。市販の抗菌シートを使うのも一つの手です。余分な水分も菌が繁殖しやすくなるため、汁気はしっかり切ってから詰めるのも大切なポイント。
冷やして保管する
お弁当を持ち運ぶ際には、保冷剤入りの保冷バッグを使いましょう。凍らせたペットボトルの飲み物で冷やすのもおすすめです。学校や職場に冷蔵庫がある場合は、到着後すぐに冷蔵庫に保管しましょう。
お弁当箱も清潔に!
毎日使うお弁当箱、帰宅したら速やかに洗剤で洗い、しっかりと乾燥させて明日のお弁当作りに備えましょう。
まとめ
美味しく安全なお弁当タイムを!
いかがでしたか?高温多湿で食中毒が発生しやすい今の季節、衛生面にしっかり気を付けて美味しく安全なお弁当を楽しみましょう!
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著者
谷口 美希(管理栄養士)
食べることと料理が大好きで、大学で栄養学を学ぶ。卒業後は管理栄養士として老人ホームや健診センターに勤務。現在は、特定保健指導やオンラインでの栄養指導、コラムの執筆などに携わっており、栄養の面からたくさんの方の健康を支えていくことを目指しています。