【管理栄養士が教える】脂肪が2倍燃える「運動のベストタイミング」とは?

【管理栄養士が教える】脂肪が2倍燃える「運動のベストタイミング」とは?

運動効果を上げるためには、激しい運動や、運動量を増やさないといけないと思っていませんか?昨年10月に英国の大学で、男性を対象に、運動のタイミングを変えるだけで、脂肪燃焼が2倍に上がったという研究結果が発表されました。今回、管理栄養士がこの研究について詳しく説明しながら、ダイエット効果があがる運動のタイミングを紹介したいと思います。

2020年01月12日

研究内容とは?

6週間の介入研究を実施

日頃、運動を全くしない肥満の男性30人を対象に、ランダムに2つの介入群(運動の前に朝食を摂取と運動後に朝食を摂取)と対照群(生活習慣を全く変えなかった)に分けて6週間の介入研究を行いました。 対象者は運動する前日の夕飯は8時前に済ませ、それ以降は絶食しました。朝食は糖液の入った飲み物だけを飲みました。 また、運動は週3日、中程度強度のサイクリングを行い、1週目は30分程度の運動から始め、2週目は40分程度、3週目から6週目は50分程度の運動と運動時間を増やしました。

研究結果は?

驚きの結果が。

朝食前に運動した人は、朝食後に運動した人に比べて2倍の脂肪を燃焼させました。しかし、今回男性のみを対象にした臨床試験であり、また、減量には影響しませんでしたが、全体的な健康を改善できたとされています。 次回は、女性を含む様々な集団に同じような試験を行い、今回の男性のような同じ結果になるかを見る必要があると締めくくりました。

朝食前に運動する事で、健康効果があがるメカニズムとは?

メカニズム1:運動中にインスリンレベルが下がるため。

夜8時以降から絶食しているため、朝食を食べる前に運動する事でインスリンレベルが下がったためだと考えられます。 そのため、脂肪の利用率が上がり、脂肪組織から脂肪が筋肉に輸送され燃焼したと考えられました。反対に、朝食を食べた後に運動すると、食べたものが優先的にエネルギーに変えられるため、脂肪燃焼がその分、下がります。 【ダイエットを効率よく!】血糖値の上がり方が大切な理由

メカニズム2:インスリンの感受性が高まる

朝食前に運動した人は、朝食後に運動する人よりも、インスリンの感受性が高まったとされました。インスリンは私たちの膵臓から出るホルモンであり、血糖値を一定の範囲におさめる役割があります。 そのため、血糖値も安定する事で、健康効果が上がるとされています。血糖値が安定する事は、糖尿病や心臓病などの発症の危険性を減らす事が可能になると考えられました。血糖値が高いまま長い間放置すると、血管が傷がつくためです。

朝食前に運動する際の注意点とは?

起床後、すぐに運動をしない。

起床後は、身体がまだしっかりと起きていません。就寝中に汗をかいていますので、水やお茶などで水分補給をし、また、運動前はストレッチなどウォーミングアップを入念に行うなど、身体がしっかりと起きてから運動するようにしましょう。 【こたつの中でも◎】かたくなった身体をほぐす簡単エクササイズとは?

まとめ

朝食前に運動しよう。

今回、運動の種類や量を変えなくても、運動するタイミングを変えるだけで、脂肪燃焼が2倍になったと言う臨床試験結果を紹介しました。 今回の実験は、男性だけを対象にされ、減量には影響が出なかったものの、脂肪燃焼だけでなく、インスリン感受性が上がったとみられた事で、健康効果が見られました。いつも運動を朝食後にしていた方は、今回をきっかけに朝食前に運動する習慣に変えてみてはいかがでしょうか。 参考文献 Link de Diet, [運動] 朝食前の運動で健康効果が2倍アップする http://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=68512&-lay=lay&-Find.html EurekAlert, Increase health benefits of exercise by working out before breakfast -- new research https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-10/uob-ihb101719.php R M Edinburgh, H E Bradley, N-F Abdullah, S L Robinson, O J Chrzanowski-Smith, J -P Walhin, S Joanisse, K N Manolopoulos, A Philp, A Hengist, A Chabowski, F M Brodsky, F Koumanov, J A Betts, D Thompson, G A Wallis, J T Gonzalez, Lipid metabolism links nutrient-exercise timing to insulin sensitivity in men classified as overweight or obese, https://academic.oup.com/jcem/advance-article/doi/10.1210/clinem/dgz104/5599745

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著者

ウィリアムズ 早苗(管理栄養士)

大学卒業後、食品会社にてメニュー開発を経験。現在はオンラインでの栄養指導や、メディアでの執筆をしています。私たちが抱えている、食や健康に関しての問題点に注目し、それに向けての解決策の糸口となるようなお手伝いが出来る事をモットーにしています。


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