【5月31日は世界禁煙デー】たばこと健康について、改めて考えてみませんか?

【5月31日は世界禁煙デー】たばこと健康について、改めて考えてみませんか?

日本の喫煙人口は減りつつあるものの、まだまだ喫煙者が多いのも事実。4月から屋内での喫煙は原則全面禁止となり、禁煙への取り組みはどんどん広がっています。5月31日の「世界禁煙デー」をきっかけに、たばこと健康について考えてみませんか?

2020年05月31日

世界禁煙デーって何?

たばこと健康問題への認識を深める日!

たばこの害は、喫煙者本人だけでなく、受動喫煙により周りの人の健康にも大きな影響を及ぼしており、たばこの対策は全世界で重要な課題となっています。 そこで昭和63年にWHO(世界保健機構)が、5月31日を世界禁煙デーと定め、世界各国で、たばこと健康問題の認識を深める活動が行われるようになりました。 日本では平成4年から、厚生労働省が世界禁煙デーからの一週間を「禁煙週間」とし、禁煙に向けての様々な取り組みを行っています。

4月から変わった!たばこを取り巻く環境

改正健康増進法により屋内喫煙が禁止に!

4月1日から、改正健康増進法が施行されました。これにより、受動喫煙防止の観点から、飲食店をはじめとした屋内は、原則禁煙となりました。

ここでおさらい!たばこを吸うリスクと禁煙治療とは?

喫煙にはどんなリスクがあるの?

たばこの煙には多くの化学物質が含まれ、肺がんなどの各種がん、動脈硬化が進行することによる虚血性心疾患や脳梗塞、慢性閉塞性肺疾患などの疾患の危険性が増大します。 さらに、妊婦は低出生体重児や早産、妊娠合併症などの危険性も高まります。 たばこの煙による健康被害は、喫煙者本人のみならず、たばこの煙にさらされている周囲の人にも及ぶものです。喫煙者が禁煙に取り組むことは、自分自身だけでなく、自分の周りの大切な人の健康を守ることにもつながります。 【毎日の楽しみだけど…】1日1杯のお酒でも、がんの発症率が上がる?

どうやって禁煙したら良い?

禁煙をする際、多くの人が悩まされるのがニコチン切れによる禁断症状です。この禁断症状は、禁煙直後から2~3日がピークとなり挫折してしまうケースも多く、個人の努力のみで禁煙を成功させるのはかなり難しいと言われています。 そこで、禁煙外来で処方される禁煙補助剤を上手に利用することで、この禁断症状を和らげることが可能です。その結果、より確実に、そして楽に禁煙を進めることができますよ。 【健康への近道】糖質量がひと目で分かる「ロカボマーク」って?

まとめ

「世界禁煙デー」をきっかけに、禁煙にチャレンジしてみよう!

5月31日は世界禁煙デー、各国で禁煙のための様々な取り組みが行われています。ぜひこの日をきっかけに、たばこと健康への影響について、考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。 ※出典 総務省 統計局 なるほど統計学園 今日は何の日?5月31日 世界禁煙デー https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0531.html (2020年4月29日)

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著者

谷口 美希(管理栄養士)

食べることと料理が大好きで、大学で栄養学を学ぶ。卒業後は管理栄養士として老人ホームや健診センターに勤務。現在は、特定保健指導やオンラインでの栄養指導、コラムの執筆などに携わっており、栄養の面からたくさんの方の健康を支えていくことを目指しています。


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