【宮城のご当地食材】世界に誇れる『金華さば』は超エリートさばだった！

宮城県石巻市にある、世界三大漁場の1つ「三陸・金華山沖漁場」。世界に誇れる沖合で漁獲された魚は、どれも舌を巻くおいしさなのですが、中でも厳しい基準をクリアしブランド化したものの1つが『金華さば』。ここでは、金華ブランド『金華さば』について、その魅力をご紹介します！

世界三大漁場って？

世界には漁場がたくさんありますが、その中でも特に漁獲量が多く優良な漁場として、3つの漁場が存在します。

ノルウェー沖、カナダのニューファンドランド島沖のグランドバング、そしてもう1つが「三陸・金華山沖」なのです。「三陸・金華山沖」が世界三大漁場に選ばれた理由として、他にはない最大の魅力が3つあることが関係しています！

「三陸・金華山沖」で漁獲される魚はなぜおいしい？

魅力1：親潮（寒流）と黒潮（暖流）が交わる「潮目」である

「潮目」にはそれぞれの流れに乗ってきたプランクトンがたくさんいるため、プランクトンをエサとする小魚が、そして小魚をエサとする大魚が多く集まっているのです。

魅力2：魚の絶好の住処がたくさんある

三陸沿岸にはリアス式海岸が連なり、また多くの島が点在しているので、そこを住処としている豊富な種類の魚介類の水揚げが可能なのです。

魅力3：世界有数の植物プランクトンの発生地である

リアス式海岸は、山地が海の間近まで迫っているため、森のミネラルをたっぷりと含んだ山水が海へ流れこむことで、他にはない世界有数の植物プランクトンが発生します。プランクトンをエサとする、牡蠣やホタテ、ホヤなどが育つ絶好の環境が整っているのです。

「金華さば」って？

ハードルは高い！

そんな最高の条件が整った「三陸・金華山沖」で漁獲され、ブランド化された魚の1つが『金華さば』と呼ばれる真さばです。

高鮮度処理を施した品質の高い生鮮・冷凍のさばで、旬の大型のさばの中から、漁法や魚の体重、品質や漁獲期間などの細かく決められた基準をクリアしたもののみに、『金華さば』のブランド称号が与えられています。

ブランドの証はシール！

宮城県石巻港の「金華ものブランド化事業推進委員会」にて、平成22年11月から基準を元にシールの配布が実施されています。基準を満たしたものの証であるシールが貼ってあると、正真正銘のブランド『金華さば』となります。

『金華さば』のおいしさは格別！

ブランド『金華さば』の魅力は、「高鮮度」「身が大きくて肉厚」「コクのある旨み」「脂のり」。全国的に人気が高く、全国各地の料亭や寿司店に出荷されるほど大人気の逸品です。9月から1月頃が旬で、秋が最もおいしい時期です。

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さばだけじゃない！『金華ブランド』

『金華さば』の他にも、それぞれの厳しい基準をクリアし認定される「金華かつお」「金華ぎん（銀鮭）」があり、この3つを『金華ブランド』としています。

どれもリアス式海岸の海流の複雑さによって、身の引き締まりと適度な脂分を兼ね備えた逸品です。

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まとめ

いかがでしたか？最高の環境で育った真さばの中でも、ごく一握りのみにその称号が与えられる『金華さば』。ぜひ一度、その脂の乗った風味を堪能してみてくださいね！

【参考文献】
・石巻魚市場／金華ブランド／金華さば
（http://www.isiuo.co.jp/Top/kinka/）　閲覧日：2020年8月23日

・石巻市／世界三大漁場・三陸金華山沖漁場とは？
（https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10452000b/-kanko/1001/20130225195847.html）　閲覧日：2020年8月23日