【デスクワークの人必見!】WHOが提言する健康リスクを下げる運動

【デスクワークの人必見!】WHOが提言する健康リスクを下げる運動

以前からデスクワークの仕事をしていた方はもちろん、最近では、テレワークも普及し座位中心の生活を送っている方も多いのではないでしょうか。座位中心の生活を送る上で気になるのは、運動不足による健康への影響です。WHOより、「長時間の座位による健康への害は、身体活動量を毎週推奨量以上に実施すれば相殺できる」というガイドラインが発表されました。今回は、ガイドラインの詳細や根拠となる研究の内容について、詳しく見ていきましょう。

2022年03月31日

研究の詳細

座位中心の生活によって死亡リスクが高まる

今回の研究では、4か国44,000人以上の参加者が対象となっています。参加者に身体活動量計を装着し、活動量を測定したところ、座位中心(1日10時間以上)の生活を送っている人ほど死亡リスクが高いという結果となりました。

死亡リスクを下げるには運動が有効

座位中心の生活を送る人が1日30~40分の中等強度から高強度の身体活動をおこなったところ、座位の時間が少ない人と同程度まで死亡リスクが下がったとのことです。

健康リスクを下げる運動とは?

WHOが推奨する運動強度と時間

WHOのガイドラインでは、週150~300分の中等強度以上の運動、そのうち75~100分は高強度の運動をおこなうよう推奨しています。しかし、時間や強度に関係なくどのような身体活動でも、何もしないよりは健康によいと強調しています。

重要なのは「すべての身体活動」!

ガイドラインでは上記のように推奨される運動量や強度も発表されていますが、同時に「すべての身体活動が重要である」と述べています。 具体的には、ランニングや自転車、インターバルトレーニングなどの高強度の運動だけではなく、エレベーターではなく階段を使う、会社の周囲を散歩する、家事、ガーデニングといった日常生活に取り入れられそうな身体活動でもかまわないとのことです。 【代謝を促してやせ体質へ】ダイエットにも嬉しい「夜ヨガ」3選

運動が難しい人は徐々に運動量を増やすことが大切

妊娠中および出産後の女性や高齢者など、推奨される運動をおこなうのが困難な方は、最初は無理のない運動から始めていき、徐々に運動の頻度や時間を増やし、強度を上げていく必要があります。 妊娠中および出産後の女性は、体調に合わせて負担の少ない有酸素運動や穏やかなストレッチをおこなうとよいでしょう。また、高齢者は転倒予防の観点から、中等強度以上のバランストレーニングや筋肉トレーニングを週3日以上おこなうのが望ましいとのことです。 【今すぐ改善したい!】猫背が太る原因になっているって本当?

まとめ

まずは自分のペースで運動を始めてみましょう!

いかがでしたか?座位中心の生活が死亡リスクを高めるという研究結果を聞いて、ドキッとした方も多いのではないでしょうか。しかし、身体活動を増やすことで健康へのリスクを下げることができます。 ジムでのトレーニングやランニングなど、本格的な運動をおこなうのももちろんよいのですが、時間的に難しい方や運動が苦手な方は、こまめに家事をおこなう、少し遠くのスーパーまで買い物に行くなど、無理のない範囲で身体活動を増やしてみてはいかがでしょうか? 出典:参照:「 座位中心生活の悪影響は推奨量以上の運動で打ち消せる」(国立健康・栄養研究所) https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=73570&-lay=lay&-Find.html(アクセス日:2021年1月29日)

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著者

藤井 歩(管理栄養士)

大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。


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