【岐阜県のご当地食材】果実のように甘い「春まちにんじん」が愛される理由

【岐阜県のご当地食材】果実のように甘い「春まちにんじん」が愛される理由

岐阜県は「春まちにんじん」の名産地として知られています。通常のにんじんとは違って、雪の下で保管され、雪解け前に収穫される春まちにんじんは、甘く食べやすい果物のような野菜です。今回は岐阜県のご当地食材・春まちにんじんの魅力について、詳しく紹介します!

春まちにんじんと通常のにんじんの違いは?

ポイント1:収穫時期が違う

春まちにんじんは、通常のにんじんと同じように7月頃に種を植えます。しかし、通常のにんじんの収穫時期は秋に対して、春まちにんじんは雪の下で越冬させ、春になる3〜4月に重機で雪から掘り出して収穫します。

加工用と生食用を合わせて年間約80トンの春まちにんじんが生産されています。

ポイント2:甘味が違う

春まちにんじんは、通常のにんじんと違ってえぐみや苦みがなく、スイカのような甘みがあります。

春まちにんじんが美味しい理由とは?

理由1:雪の下で甘さを蓄えるから

標高の高さがある「ひるがの高原」は、冬に多くの雪が降り積もり、一面雪景色へと変化します。春まちにんじんはその雪の下で凍らないように、でんぷん質を糖質へと変化させます。

さらに、雪の下の土の中は温度と湿度が一定に保たれており、春まで収穫しなくても、鮮度が落ちません。このようにして、春まちにんじんは甘く、おいしいにんじんへと変化するのです。

理由2:1本1本手作業で行われているから

2メートル以上降り積もった雪の中から収穫される「春まちにんじん」は、降り積もった大部分の雪を除くところから始まります。重機を操作し、春まちにんじんが見えるところまで雪を掻き分けます。

その後、地面の凍った層を叩き割り、春まちにんじんが傷つかないよう、1本ずつ丁寧に手作業で収穫を行います。

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春まちにんじんの美味しい食べ方は?

そのまま絞ってジュースにしても◎

春まちにんじんは、果物のように甘いため、そのまま絞ってジュースにしてもとても美味しいです。岐阜県で販売されている「春まちにんじんジュース」は、春まちにんじん100%使用で甘味料が全く入っておらず自然な甘さが特徴です。

また、果粒感の少ないさっぱりとした口当たりや、ほのかに感じる酸っぱさなど、今まで飲んだことがない味わいを堪能出来ます。

その他、通常のにんじんが苦手な方でも、春まちにんじんだけは食べることができてしまうことも魅力の1つです。そのため、蒸しただけの簡単な料理から、通常の料理にも適しているため、万能食材として利用できます。

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まとめ

果物のように甘い春まちにんじんを堪能しよう

今回は、岐阜県が誇るご当地食材・春まちにんじんを詳しく紹介しました。収穫時期が2月から4月なため、短い期間でしか出回らない春まちにんじんはとても貴重な食材ですが、その分、丁寧に育てられた最高のにんじんとなっています。

今までにんじんが苦手だった方やにんじん嫌いのお子さんを持つ方も、ぜひ機会があるときに一度試されてみてくださいね。

【参考文献】
「好調「春まちにんじん」果実のような甘さが人気」(全国農業共済協会)
http://nosai.or.jp/mt6/2012/04/post-2305.html
(アクセス日:2021年3月30日)

「春まちにんじん」(有限会社有限会社ひるがのラファノス)
http://h-raphanus.jp/plan/%E3%80%8C%E6%98%A5%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%93%E3%80%8D/
(アクセス日:2021年3月31日)

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