【兵庫県のご当地食材】風味豊かな「朝倉さんしょ」をご紹介!

【兵庫県のご当地食材】風味豊かな「朝倉さんしょ」をご紹介!

兵庫県のご当地食材である「朝倉さんしょ」。今回は、香り高く風味豊かな朝倉さんしょの魅力に迫ります。

朝倉さんしょの基礎知識

朝倉さんしょの由来

朝倉さんしょは、原産地である兵庫県養父市八鹿町朝倉の地名に由来しています。400年以上前の江戸時代より栽培されており、その品質のよさから江戸幕府への献上品として珍重され、庶民が食べる機会の少ない高級食材だったようです。

朝倉さんしょの産地

朝倉さんしょは養父市を中心に栽培されており、5月中旬~下旬が収穫のピークです。この地域では夜間に大きく気温が下がるため、昼夜の大きな温度差によって、良質な朝倉さんしょが作られています。

朝倉さんしょの特徴

朝倉さんしょは大粒で美しい緑色の山椒です。特徴はなんといっても豊かな香りです。朝倉さんしょは他の品種と比べて香り成分のリモネンやフェランドレンが多く含まれています。柑橘系の果物を彷彿とさせる爽やかな香りは、他の山椒にはない朝倉さんしょの魅力といえるでしょう。
また、辛みがさっぱりとして優しいので、山椒独特のしびれるような辛みが苦手な方にもおすすめしたい食材です。
柔らかい食感で加工にも適しているため、産地の養父市ではさまざまな商品が販売されています。

朝倉さんしょ栽培の秘密

朝倉さんしょは、すべての苗にタグ付けすることで徹底した管理をおこなっています。朝倉さんしょは本来枯れやすく、栽培が難しかったのですが、品種改良によって枯れにくい苗が作られ、安定的な生産が可能となりました。
また、産地の気候に合わせた栽培技術や集荷、選別にもこだわり、さらなる品質向上を目指しています。

朝倉さんしょの食べ方

朝倉さんしょの佃煮

朝倉さんしょの定番の食べ方といえば佃煮です。鍋に塩、酒、濃口しょうゆ、みりん、砂糖を鍋に入れて沸騰させ、朝倉さんしょを加えて再度沸騰したら火を弱め、汁気が少なくなるまで煮たら完成です。弱火で煮るのが美味しさのポイント。弱火でじっくりと煮ることで香りが飛びにくくなりますよ。ちりめんじゃこを加えるといったアレンジもおすすめです。

まとめ

「朝倉さんしょ」を味わってみましょう!

いかがでしたか?朝倉さんしょは400年もの歴史を誇る、生産者の努力によって守られてきた伝統的なご当地食材です。オンラインでお取り寄せもできますし、佃煮や粉山椒、ペーストなどの加工食品も販売されていますので、ぜひ機会があれば味わってみてくださいね。
 
【参考文献】
JAたじま.生活福祉部 地域ふれあい課.朝倉さんしょ (https://www.ja-tajima.or.jp/tokusan/yasai/sansho.html)
閲覧日:2022年2月22日

やぶ市観光協会/やぶ市観光案内所.朝倉山椒 
(https://www.yabu-kankou.jp/sansyo)
閲覧日:2022年2月22日

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