活動量を増やすなら、ジムでの運動よりお掃除が効果的って本当?!

活動量を増やすなら、ジムでの運動よりお掃除が効果的って本当?!

リバウンドしないダイエットのためには食事だけでなく、運動も必要。これはダイエットの定説です。でもなかなか運動できる環境が作れない…やっぱりジムに行かなきゃダメ?という方に朗報です。わざわざ運動しなくても、ちょっと意識することで活動量は増やせます!今回はこの活動量について管理栄養士が解説いたします。

2016年02月18日

エネルギー消費の30%は"活動エネルギー”

消費エネルギーを増やす事が体脂肪を減らすポイント

1日の消費エネルギーの内訳は、以下となります。 ========================== 基礎代謝60%+身体活動30%+食事誘発性熱産生(DIT)10% ==========================

30%ある身体活動は、さらに大きく二つに分けられます

①運動による消費エネルギー:0~5% ②運動以外の消費エネルギー(※NEAT):25~30%

毎日運動している人でも「運動による消費エネルギー」は最大で5%くらいとなります。そう、実は運動以外の消費エネルギーの方がはるかに多いのです。 (※)運動以外の消費エネルギーとは、歩行や階段の昇降、立ったり座ったり、家事などの活動のことで、「NEAT(ニート)Non-Exercise-Activity-thermogenesis」と呼ばれています。

NEATと肥満の関係

太っている人ほど、よく座る

2005年「Science」に発表された研究では、肥満者は一般的な体格者に比べ、立位による活動時間が、平均で1日約150分も少ない旨が報告されました。 また昨年、長時間の座位が健康リスクを高めるというニュースが話題になりました。 さらに、オーストラリアのディーキン大学の研究では「座る」ような低エネルギー活動は不安を高める(不安の数が多くなる)という研究報告もされています。 座っている時間を減らして、こまめに動くことが、ダイエットのモチベーションをあげ、消費エネルギーも上げることにつながるのです。

消費エネルギー(NEAT)を増やすコツは?

日常の生活の中で、消費エネルギーを増やすコツは「キビキビ動く」「おおげさに動く」こと。まっすぐ前を向いて姿勢を良くするだけでも、普段使わない筋肉を使い活動量を上げることができます。大きく息を吸って、吐く時には「すべて吐ききるように」深呼吸をする。歩く時も今よりも大きな歩幅でリズミカルに…こんな風に意識して動くだけで、一日の消費エネルギーが大きく変わります。

お手本は小さい子供!

大人になると最小限で動く、合理的な方法を見つけてしまいます。一方小さい子供は、じっと座ることができず、動き回っていますよね。エネルギーの消費は、無駄な動きが多ければ多いほど大きくなります。 小さい子供をお手本にして、こまめに動く…例えば身の回りをこまめに掃除するなどすれば、カロリー消費とキレイな部屋が叶って一石二鳥!心もからだも軽くなります。 ダイエットのために運動…と身構えなくても、自然と消費カロリーを増やすよう普段の生活から意識を変えてみてはいかがでしょうか?

【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?

まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!

  • 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
  • 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
  • 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
  • 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス

著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


関連キーワード

カテゴリ別ニュース