夏祭りや花火大会の季節がやってきました。お祭りの楽しみの一つが、屋台の食事ではないでしょうか？ダイエット中でもお祭りや花火大会で食事を楽しみたいですよね。今回は【屋台の食べ物】を選ぶポイントなどについて管理栄養士が簡単にお伝えしますので、是非参考にしてみてください♪
屋台の食事の特徴とは？
夏になると様々なイベントが始まり、お祭りや花火大会などではたくさんの屋台が目に入りますよね。食べ物のいい匂いや雰囲気などで食欲をそそられ、外で食べるとより一段と美味しく感じますよね。屋台にある食べ物は濃い味付けのものが多く、味付けが濃いものを食べると味覚が刺激され食欲が増し、食べ過ぎの原因になる可能性も。ですから、ダイエット中ならば注意が必要ですね。しかし、ダイエット中だからといって屋台の食事を我慢する必要はないですよ。メニューの選び方と食べ方を工夫しましょう！
食べ過ぎNGなメニュー
糖質が多いメニュー
糖質や脂質が多いものはダイエット中には大敵な食べ物です。屋台の食事で糖質が多い食べ物はたこ焼き、お好み焼き、焼きそばなどですね。ベビーカステラやたい焼きなども小麦粉を材料として使っているので糖質が多いです。そのほか、りんご飴、チョコバナナ、わたあめなどは砂糖を使っている甘い物なので、食べ過ぎには注意が必要です。
脂質が多いメニュー
脂質が多い食べ物は「揚げる」調理をしているものです。唐揚げ、アメリカンドック、フライドポテトなどがありますね。唐揚げなど衣が付いているものだと、油の吸収率が上がるので特に高カロリーです。このように、屋台の食べ物はダイエット中に向いていないものが多いので、食べ過ぎには注意が必要です。
おすすめのメニューは？
屋台のメニューを選ぶ時は次に紹介する食べ物がおすすめです。
＜イカ焼き＞
イカには良質のたんぱく質が含まれており、脂質も少ないため、低カロリーでダイエット中にはオススメの食材と言えます。よく噛んで食べることから、満腹感を得る効果も期待できますよ。
＜焼き鳥＞
焼くことで、ほどよく脂が落ちるでしょう。皮付きの部位は避けて、ネギなど野菜を挟んでいるものを選びましょう。揚げていないので、唐揚げを食べるよりもカロリーを抑えることができきそうです。
＜フランクフルト＞
ソーセージは加工食品ですので、塩分は高めですが、しっかり生地に包まれたアメリカンドックを食べるよりも約100kcalほどカロリーを減らせます。
＜焼きとうもろこし＞
とうもろこしは糖質が多めですが、糖質を分解しエネルギーに変えるビタミンB１、抗酸化作用のあるビタミンE、便秘解消に役立つ食物繊維が豊富に含まれています。粉物などの糖質が多い食べ物よりは栄養価は高いのでおすすめです。
ダイエット中のおすすめな食べ方！
脂肪に変わるメカニズム
食事をすると、食べ物は体内で糖になり血糖値が上昇します。血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されて、血糖値が調節されます。しかし血糖値を上げやすい糖質をたくさん食べると、血糖値を早く下げなければと急激にインスリンが大量に分泌されます。大量に分泌されて過剰になった糖は脂肪に変えられてしまうのです。
NGメニューでも工夫すればOK！
「食べ方」を工夫することによって、ダイエット中に定番メニューを食べても脂肪として蓄積されることを防ぐことができるかもしれません。その食べ方としては、「食べる順番」を工夫することです。定番メニューのほとんどがダイエット中には向いていないのですが、先に糖質が少ないものを食べることで血糖値の急上昇を防ぎ、余った糖を脂肪として蓄積の予防に効果が期待できます。まずは糖質をあまり含まない焼き鳥やイカ焼きなどの肉類や魚介類などのメニューを食べます。その後に粉物や甘い物など糖質が多いメニューを持ってくるようにしましょう。
食べ過ぎ防止にはこんな対策を！
このような食べ方をすることで、徐々に満腹感も得られるので、食べ過ぎ防止にも役立ちますよ。そのほか、食べ方の工夫としては糖質や脂質が多い食べ物の中でも、たこ焼き、唐揚げ、ベビーカステラなど一緒にいる人とシェアできるものを選びましょう。そうすると食べる量も減らせますし、一緒に食事を楽しめるのでおすすめです。
まとめ
いかかでしたか？屋台の食事はあれもこれも食べたくなりますが、食べ過ぎには注意したいですね。「ダイエット中だから…。」と言って食べることを我慢しなくてもいいですよ。お祭りなどのイベントの雰囲気を味わいながら、屋台の食事を選び方や食べ方工夫して、一緒にいる人と夏を楽しんでくださいね♪
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