【食事制限よりもやせる?】ダイエットの近道はやっぱり「ベジファースト」だった!
食べる順番を変えるだけでやせ体質に近づく、「べジファースト」という食べ方が今ダイエッターの間で注目されています。今回は「べジファースト」の効果や取り入れ方、注意点などを管理栄養士がお伝えいたします。
2017年10月17日
「べジファースト」とは?
べジファーストとは、「食事中に野菜から先に食べ始める」ことを言います。具体的には、食事の最初に野菜や海藻、きのこ類などの副菜を食べるようにします。次にたんぱく質が多く含まれるお肉や魚などの主菜、最後に炭水化物であるご飯やパン、麺などという順に食べるのが理想的です。 ▶【実は知らない人が多い?!】「野菜」は1日どのくらい食べるのが良いのか管理栄養士が伝授!
なぜ「べジファースト」でやせるの?
脂肪をつきにくくする
野菜やキノコ類、海藻類などに食物繊維が豊富に含まれていることは皆さんもご存知ですよね。この食物繊維を食事の最初にしっかりと食べてからご飯やパン、麺などの炭水化物を食べることで、炭水化物の吸収が緩やかになり血糖値が上がりにくくなるのです。この結果、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を抑えることに繋がります。インスリンには体脂肪の合成を促す働きがあるため、血糖値の上昇ともにインスリンが大量に分泌されてしまうと、体に脂肪をため込む原因となるのです。このため、野菜などの食物繊維が多いものから食べて、血糖値の急上昇を抑えることでやせやすく太りにくい体質づくりに役立ちます。
食べ過ぎを防ぐ
野菜などに多く含まれる食物繊維は水分を吸収して膨らみ、お腹の中をゆっくりと移動するため空腹が抑えられて食べ過ぎを防げると言います。また、食物繊維が多い食べ物は噛み応えがあるものが多いので、よく噛むことで満腹中枢が刺激されていつもより少ない量で満足できるでしょう。このことから「べジファーストはやせ体質に近づく!」と注目を集めているのです。
食べながらダイエットができる
ダイエット中にやってしまいがちな極度な食事制限は、ダイエット挫折やリバウンドの原因となる場合があります。しかし、べジファーストでは極端に食事を減らしたりする必要がないので、空腹による辛さが少なくストレスになりにくいため無理なく健康的にダイエットを継続することができます。 ▶【誤解されやすい?】「野菜ジュース」って本当に効果はあるの?!
「べジファースト」のポイントと注意点
べジファーストでは、野菜を先に食べたからと安心して食べ過ぎてしまったり、栄養バランスの乱れた食事であると、効果が薄れてしまったり逆に太りやすくなる可能性もあります。主食・主菜・副菜の3点セットがそろった栄養バランスの良い食事を意識したうえで、「べジファースト」を取り入れると効果的なダイエットに繋がります。また、食事の最初に食べる野菜が少なすぎると十分な効果を得られることが難しいかもしれません。付け合わせ程度ではなく、小皿1杯程度のお野菜をしっかりと食べるように意識しましょう。
まとめ
「べジファースト」は、誰でも簡単に今からでも取り入れる事が出来るダイエット方法です。是非、次の食事から「べジファースト」を取り入れ、やせ体質に近づく食べ方を習慣化していきましょう♪
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。