【やっぱりスゴすぎ!】管理栄養士が「納豆」のダイエットパワーを解説!!
みなさんは納豆をよく食べますか?独特なニオイやネバネバした食感から苦手な方も多くいますが、その栄養価はピカイチでコスパも最高!今回はダイエットの強い味方、そして日本が誇る伝統食品である「納豆」について管理栄養士が詳しく解説していきます。
2018年06月20日
納豆の起源
納豆は大豆を原料とした発酵食品。日本人がいつから納豆を食べ始めたのか諸説ありますが、縄文時代の終わりごろから納豆に似たものを食べていたという説があります。その後、多くの文豪も納豆を愛し、その作品の中にもしばしば納豆が登場します。日本だけでなく東南アジアやヒマラヤ、アフリカなどにも納豆のような食材がありますが、日本では食文化として独自の発展をとげ「糸引き納豆」として日常の食生活の中で定着しています。
納豆の栄養成分とその働き
糸引き納豆1パック(50g)当たり ※( )内は成人女性が1日に摂取すべき推奨量 カロリー:100kcal たんぱく質:8.2g(50g) ビタミンK:300μg(150μg) ビタミンB2:0.28mg(1.2mg) 食物繊維:3.3g(18g) 納豆は低カロリー&高たんぱくの優秀食材。大豆たんぱく質には中性脂肪やコレステロールを下げる作用があります。また、大豆に多く含まれるイソフラボンは体内で女性ホルモンと同じような働きをするため、更年期障害や骨粗しょう症に有効とされています。大豆を納豆菌によって発酵させることにより、大豆にはない多くの有効成分が作られます。ひとつひとつ見ていきましょう。
納豆菌
納豆の製造過程でつかわれる枯草菌で、この作用によりネバネバが作られます。ネバネバの主成分は、ポリグルタミン酸。老廃物の排泄促進作用があり、腸内環境を整えてくれます。
ビタミンK
納豆菌がつくり出すビタミンKは、カルシウムを骨につける働きをするので骨粗しょう症予防に有効です。妊婦や授乳婦の場合、通常の食品による摂取では心配はありませんが、サプリメントなどにより摂取する場合は医師に相談しましょう。ワルファリンなどの抗血液凝固剤を飲んでいる人も注意が必要です。
ビタミンB2
脂質の代謝を促進し、糖質の代謝にも関わります。これは、ダイエット中には欠かせない栄養素ですね。大豆にはビタミンB2はあまり含まれませんが、納豆になるとグンとアップします。これは納豆菌の働きによるものです。
ナットウキナーゼ
納豆に含まれる酵素で、血液中にできる血栓予防の効果が高く、その効力は食品中トップクラスだと言われています。
管理栄養士のオススメレシピ
納豆を使った美味しく食べれるレシピをご紹介します!ダイエット中でもおすすめですよ。
まぐろ納豆丼
納豆とまぐろを和えるだけの時短丼ぶりです♪ ▶「まぐろ納豆丼」レシピはこちら
小松菜と納豆のねばねば和え
もう一品ほしい時に!カルシウムやビタミンB群、食物繊維、たんぱく質が補えるおかずです。 ▶「小松菜と納豆のねばねば和え」レシピはこちら
まとめ
いかがでしたか?スーパーではパック入りのものがほとんどですが、昔ながらの経木に包まれた納豆も良いものです。経木に含まれる天然のうま味成分により納豆のおいしさがさらに際立ちます。そして、混ぜれば混ぜるほど深みのあるうま味を引き出します。100回、200回、ストレス発散も兼ねてどんどん混ぜてみて♪お手軽価格で栄養満点、そしてダイエット効果だけでなく健康効果も高い納豆。もうこれは、食べるしかありませんね!
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著者
高橋直子(管理栄養士)
銀行に11年勤務した後、食の大切さに目覚め栄養学を学びました。サプリメント ショップでのカウンセリング、マンモス幼稚園で1日1000食の大量調理、香料メー カー フレーバー研究室での開発業務を経て、現在は食のコラムを執筆。スポーツ好きなストイック女子!