【ジムに行ってるのに…】やせない人がやりがちなNG食事法
頑張って運動しているのに、なかなかやせない…と思った事はありませんか?それには、いくつかの理由が考えられます。今回、管理栄養士が「運動してもやせない」理由と、その解決法を紹介したいと思います。
2019年03月06日
運動をすると、私たちの身体にどう変化があるか?
運動により、必要とするエネルギー量がいつも以上に増え、特に糖や脂質の代謝が上がります。また、筋肉を適度な強度で動かす事で、血液の循環が活発になり、体力を維持、あるいは向上させる事が出来ます。身体の変化以外にも、気分転換やストレスを発散しやすくなり、精神的にも安定しやすくなります。
なぜやせないのか?
では、ジムに行ったり、ジョギングしたり、運動しているのに、なぜやせないんでしょうか?考えられる理由を紹介したいと思います。
やせない理由1:運動した後、いつも以上に食べてしまう
運動して、いつもよりエネルギーを使ったからといって、いつも以上に食べてしまっていませんか?また、いつもより食べてしまう時間が夕食、あるいは夜食となる方は特に要注意です。夕食や夜食は、朝食や昼食に比べ、消費するエネルギー量が少ないので、使わなかったエネルギーは、体脂肪となって蓄積しやすくなります。
やせない理由2:睡眠時間が短い
起きている時間が多い方がエネルギーを使うと思いがちですが、寝不足は、体内ホルモン分泌に影響を与えます。実は睡眠時間が短くなれば、食欲を抑制するホルモン(レプチン)の分泌が減り、逆に食欲を促進するホルモン(グレリン)が増えるため、食欲が増加する事が分かっています。
やせない理由3:1日運動したからと言ってすぐにやせない
沢山運動した後に、体重をはかると、普段よりも少なくなったのに、次の日や数日経って、再び同じ体重に戻ってガッカリするという経験はないでしょうか。これは、運動した後に汗をかくので、水分が抜けて、一時的にやせたように見えるだけです。実際に体脂肪を減らすには時間がかかります。
運動して、確実にやせるポイントは?
ポイント1:自分の体力に見合う適度な運動をする
早くやせたくて、自分の体力レベルよりもハードな運動をしたものの、結局、怪我をしたり、翌日以降に筋肉痛が激しすぎて、運動を続ける事が出来なくなると意味がありません。あせらず、自分の体力レベルにあった運動をする事で、長期間ムリなく楽しく運動する事が、体脂肪を減らすポイントです。
ポイント2:有酸素運動と無酸素運動、両方取り入れる。
運動には、有酸素運動と無酸素運動があります。有酸素運動は、ウォーキングやエアロビクスダンスなど、筋肉への負荷が割と軽い運動で長く続ける事ができるため、体脂肪を燃焼しやすくなります。一方、無酸素運動とは、ダンベル体操や筋トレなど、筋肉への負荷が強い運動で、ダイエット中の筋力の維持や向上助けます。これらの2つの運動を組み合わせることで、より効果的な運動ができます。
ポイント3:いつもより食べたくなった場合は、野菜を多く食べてみる
せっかく頑張って運動して、体脂肪を燃やしても、余分にケーキやお菓子などを食べてしまっては、効果も薄くなります。運動した後に、いつもより食べたくなった場合は、いつもより野菜を多めに食べてみる習慣をつけてみてください。野菜は低カロリーな上に、自然とよく噛むので、少量でも満足感を得ることができます。また、よく噛むことで、代謝もあがると言われていますよ。
ポイント4:ストレスは運動で発散し、食事で発散しない
これまで、ストレス発散を暴飲暴食ですましていた方も、この機会に、ストレスは運動をする時に発散するように考えると良いですよ。
ポイント5:夜食はしないようにする
運動で体脂肪を燃やしていても、夜食をしていては効果が薄れます。夜食が習慣になると、食欲を抑えたり、エネルギー代謝に働くレプチンの作用が低下し、太りやすくなります。 どうしても、夜食をしなければならない場合は、野菜、海藻類やきのこ類を中心とした低カロリーな食事ですませましょう。
まとめ
運動をしているのになかなかやせない方に、その考えられる理由と解決策を紹介しました。今回、紹介した5つのポイントを実践することで、運動をしながら、楽しく減量できるきっかけになるかもしれませんよ。
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著者
ウィリアムズ 早苗(管理栄養士)
大学卒業後、食品会社にてメニュー開発を経験。現在はオンラインでの栄養指導や、メディアでの執筆をしています。私たちが抱えている、食や健康に関しての問題点に注目し、それに向けての解決策の糸口となるようなお手伝いが出来る事をモットーにしています。