【虫歯にならないために】食生活で気を付けた方がいいことは?

【虫歯にならないために】食生活で気を付けた方がいいことは?

単なる虫歯だと思い放置していたら、歯の損失に。実は歯の健康を保つことは、食生活や生活習慣に影響する以外にも、全身にも悪影響を及ぼすのをご存知でしょうか。今回、虫歯予防に関する研究結果も紹介しながら、食事から虫歯を予防する方法を管理栄養士が説明したいと思います。

虫歯とは?

虫歯の知識

虫歯は、細菌が糖質を使って作り出す酸が歯を溶かすことでできます。ほとんどは、奥歯の溝や、歯と歯からできやすく、特に溝の細菌は歯磨きでは取り除きにくいです。

虫歯によって影響する事とは?

歯の損失に

歯の損失には様々な理由がある中、虫歯による歯の損失の割合は大きいと言われています。8020(ハチマル・ニイマル)運動が推奨されているように、80歳で20本以上の歯があれば、食事を楽しむことができると言われているほど、歯の数を保つことは人生の満足度をあげるためにも、重要なことの1つです。

12件の研究論文でわかった事とは?

砂糖が入ってないガムが虫歯予防?

英国の大学にて、砂糖無しのガムを噛む事で、大人と子どもの虫歯などの口腔の健康状態の影響と、その効果を調査した研究を12件特定。その結果、「砂糖を含まないガムは、虫歯の増加を28%ほど軽減することが出来た」と結論する一方、「12件の研究内容は全体として中程度の質であった」と注釈しました。

砂糖を含まないガムが虫歯予防になるメカニズムとは?

メカニズム1:噛むことで唾液が増えるから

唾液は、酸を中性に近づけてくれ、初期段階の虫歯など、溶けかけた歯を修復してくれます。また、唾液は、歯の隙間にたまった食べかすを洗い流してくれるため、虫歯菌を減らしてくれます。

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メカニズム2:ガムの原料によるもの

キシリトールやソルビトールは、虫歯予防の効果があると実証されている天然甘味料です。多くのガムは、これらの材料が使われているため、虫歯効果もあがります。

虫歯にならないために、食生活から気をつけるべきポイントとは?

ポイント1:粘着性の食品をなるべく控える

キャラメルやチョコレートなど、歯に絡まりやすいものは、付着時間が長くなり、結果的に虫歯に進行しやすくなります。

ポイント2:間食を見直す

虫歯は糖質を原料に作られています。間食は特に甘いお菓子や飲み物を飲んでしまいがちな方は、間食の内容も工夫しながら、回数も、1回から2回など、決めましょう。

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まとめ

できるだけ虫歯を作らないようにしよう

「砂糖を含まないガムは、虫歯の増加を軽減することができた」と結論された研究論文を紹介するとともに、食生活から虫歯予防ができるポイントを紹介しました。今まで歯磨きだけに専念していた方は、今回紹介した方法も活用されてみてはいかがでしょうか。

参考文献

「砂糖を含まないガムは、虫歯の軽減に役立つ?!」(国立健康・栄養研究所)
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/linkdediet/news/FMPro%3F-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=68915&-lay=lay&-Find.html
(アクセス日1月26日)

「健康日本21(歯の健康)」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b6.html
(アクセス日:1月27日)

「う蝕」(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-001.html
(アクセス日:1月30日)

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