【3月20日は春分の日】何をする日?過ごし方や風習について解説します!

【3月20日は春分の日】何をする日?過ごし方や風習について解説します!

春分の日は毎年同じ日というわけではなく、その年によって日にちが変わります。春分の日を迎えると、桜が咲き始める地域もあり、一気に春を感じられるようになりますね。お墓参りやぼたもちを食べて過ごす方もいるかと思いますが、なぜぼたもちを食べるのかなどはっきりとはわからない方もいるのではないでしょうか。今回は、春分の日の由来や、春分の日に何を食べるのかなどお伝えしていきます。

春分の日について

そもそも春分とは?

1年の中で昼と夜の長さがほぼ同じになる日が、春と秋に2回あります。そのうちの春の方を「春分」と呼びます。この日を境に昼の長さが長くなっていくのだそうです。

春分の日とは?

国民の祝日に関する法律によって制定されました。元々はお彼岸の時期ということもあり、春季皇霊祭と呼ばれる歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式を行っていました。その後、1878年から「自然をたたえ、生物をいつくしむための日」として春分の日と制定されたそうです。

なぜ毎年日にちが違うの?

春分の日の日付は、その年によって変わります。太陽の通り道である黄道と、地球の赤道を延長した線が交わる2ヶ所の点を、春分点と言います。春分点の上を太陽が通過する瞬間を春分と呼び、この春分が含まれる日を「春分の日」としています。

太陽が春分点を通過してから次にもう一度春分点を通るまでの期間は、平均で365日と6時間弱かかります。ぴったり365日ではないので少しのずれが生じるため、日にちがその年によって3月20日または21日のどちらかとなるのだそうです。

春分の日には何を食べる?

お彼岸にもかかせない「ぼたもち」

春分の日の前後3日はお彼岸で、お墓参りをする風習がありますね。ぼたもちは、もち米をあんこで包んだ和菓子です。あんこに使用している小豆の赤色には、邪気を払う効果があるとされています。

また、当時砂糖は高級で貴重な食材として扱われていました。昔から日本では、ご先祖さまとの距離も近くなると考えられているお彼岸の時期にぼたもちを供え、ご先祖様へ感謝の気持ちと様々な祈りなどを捧る習慣が生まれたと考えられています。

「ぼたもち」と「おはぎ」の違い

どちらも、もち米をあんこで包んだ和菓子で材料が共通していますが、作られる季節によって呼び方が変わります。春のお彼岸に食べられているぼたもちは、季節の花である「牡丹」に見立てたため、「ぼたもち」と呼ばれるようになりました。

秋のお彼岸に食べられているおはぎは、秋の七草の一つでもある「萩」が由来です。おはぎに使用する粒あんを、萩の花に見立てたことから「おはぎ」と呼ばれるようになりました。

ぼたもちは、もち米と甘いあんこで作られており、1個約200kcal程です。つい美味しくて何個も食べてしまいそうになりますが、ダイエット中の方は1つまでにしておくのが◎ですね。

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精進料理

日本ではお彼岸に、ご先祖様や亡くなった家族の供養をしたり、この世に生きている者が極楽浄土(彼岸)に近づくために修行をする期間とも言われ、この期間に精進料理を食べることは修行につながるとされています。精進料理とは肉や魚などを使わず、野菜や豆類、海藻や果物などの植物性の食材で作る料理のことです。

春分の日に必ずこれを食べるという決まりはありませんが、「自然をたたえ、生物をいつくしむための日」にちなんで、春が旬のふきのとうや筍などを取り入れた料理を食べてみるのもよいのではないでしょうか。

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おすすめレシピ

春野菜と鶏肉の和風クリームペンネ

春野菜の風味と食感を楽しめる一品です。ショートパスタのペンネは、ソースがよくからみ、クリームとの相性が◎少し変わった味噌味の和風クリームをぜひお試しください♪

▶「春野菜と鶏肉の和風クリームペンネ」の作り方を見る

春野菜のはるさめスープ

色とりどりの野菜と艶やかな春雨が合わさり、見た目もオシャレなメニューです。キャベツや菜の花は、血液を作るために必要な葉酸や、美肌を保つために必要なビタミンCを補給できますよ。

▶「春野菜のはるさめスープ」の作り方を見る

桜エビと菜の花のご飯

菜の花はおひたしやごま和えにしても美味しいですが、菜の花ご飯にしてみてはいかがでしょうか?桜エビの香りと、菜の花のほろ苦さがくせになること間違いなし!

▶「桜エビと菜の花のご飯」の作り方を見る

まとめ

春分の日は春を満喫してみましょう

春分の日を迎えると、この日を境に一気に春めいていきます。お天気のよい日には「春告げ鳥」とも呼ばれるうぐいすの声も聞こえてくるかもしれません。

昔からの風習ともなっているお彼岸のお墓参りをしたり、春が旬の食材を取り入れた料理を食べたりと、春の訪れを感じる1日にしてみるのもよいのではないでしょうか。また、おすすめレシピはダイエット中にも嬉しいビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なので、ぜひお試しくださいね。

【参考文献】
・国立天文台/春分の日はなぜ年によって違うの?(https://www.nao.ac.jp/faq/a0302.html)閲覧日:2021年1月18日
・長谷川康男監修,きせつの図鑑,小学館,2007年3月

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