【10月30日は食品ロス削減の日】家庭でできる!3R

【10月30日は食品ロス削減の日】家庭でできる!3R

“3R”という言葉を聞いたことはありますか?ゴミを少なくして環境への悪い影響を減らし、地球の資源を有効に使う社会を目指して行われている活動です。今回は、日々の生活に欠かせない食べ物に着目して家でできる“食品ロス”対策についてご紹介します。

2022年10月30日

3Rとは何か

Reduce(リデュース)

ゴミを減らすために必要のないものは使わない、物を大切に使いゴミそのものを減らすことです。 例)マイバック、マイボトル、不要な物は買わない・もらわない など

Reuse(リユース)

捨てずに使えるものは繰り返し使うことです。 例)詰め替え用を買う、ビール瓶・牛乳瓶の再利用、フリーマーケット など

Recycle(リサイクル)

ゴミを資源として回収し再生品を作るなど、再び利用することです。 例)環境ラベルを確認してゴミ分別(ペットボトル、紙パック、スチール缶など)、再生品を購入して使う など

食品ロス(フードロス)とは?

10月30日は食品ロス削減の日

「食品ロスの削減の推進に関する法律」によりこの日が設けられました。 まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを、日本では食品ロス(又はフードロス)と呼ばれています。

食べられるのに捨てられる

日本の1年間の食品ロスは、東京ドーム5個分に相当する約612万トンであると言われています。日本人1人当たり、毎日お茶碗1杯分のご飯が食べられずに捨てられているイメージです。

食品ロスを減らすと?

地球の資源には限りがあります。食品ロスを減らすことで、地球全体の環境汚染を減らすことにつながります。 また、環境汚染により作物が育たなかったり、食べられるものがあるのに食糧の供給が行き届かず、飢餓に苦しむ方々が沢山いることも現状です。食品ロスを減らすことは、日本のみでなく世界全体で取り組むべき問題なのです。

家庭でできる3R対策

食材・食品の見える化

冷蔵庫や冷凍庫、食品棚を整理整頓し、賞味期限・消費期限を確認しやすいように保存しておくのがお勧めです。開封したものや調理済みの物は、日付を書いて保存しておくとわかりやすいです。

備蓄食品

災害時のために備えている備蓄食品も、“いつの間にか”消費期限が過ぎてしまい食品ロスになることもあります。 少し多めの保存食品の買い置きで、備える→日常の食事で食べる→食べたら買い足す、というように備蓄食品も使いまわすことを心がけると、“いつの間にか”を解決することができます。

生鮮食品

使い切れる量を購入し、上手に保存をしておきましょう。 ・刻んで袋に入れて冷凍保存 ・根菜類は新聞紙に包んで冷蔵庫へ ・小松菜やほうれん草は、水で濡らした新聞紙に包んで冷蔵庫へ など、工夫して保存することで日持ちが長くなります。

家庭で料理をするとき

食べられる可食部を必要以上に除去しないことや、食べ残しが出ないようにすること、食べきれない量を作った場合は、料理のリメイクをして楽しむことなど、家庭でも少しの心がけが食品ロスを少なくすることにつながります。

買い物のとき

すぐに食べるものは“手前どり”をすることや、規格外商品も積極的に購入することで食料品店での売れ残りを防ぐことができ、食品ロスを削減できます。 また、事前に買い物リストを作っておき必要以上に買いすぎないように心がけましょう。

食品ロス対策レシピ

キャベツの芯とピーマンの中華炒め

いつもは廃棄してしまう野菜の端や芯も切り落とす部分を少なくしたり、調理方法を工夫することで食品ロスを少なくすることが可能です。 ▶「キャベツの芯とピーマンの中華炒め」のレシピはこちら

余った焼きそばをボリュームアップ!オムそば

せっかく作った料理が余ってしまい、保存や廃棄に悩むことはありませんか。他の料理にアレンジ(リメイク)することで2度楽しむことができます。 料理のリメイクも、食品ロスを削減する大切なことです。 ▶「余った焼きそばをボリュームアップ!オムそば」のレシピはこちら

まとめ

未来のために今できること

3Rに取り組むのは、今からでも遅くありません。小さなことでも、私たちの未来のために意識してみませんか。 【参考文献・資料】 ・経済産業省/10月は3R推進月間です!  https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201001005/20201001005.html(最終閲覧日:2021年8月7日) ・リデュース・リユース・リサイクル推進協議会/3Rとは  https://www.3r-suishinkyogikai.jp/intro/3rs/(最終閲覧日:2021年8月7日) ・農林水産省/食品ロスの現状を知る  https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_01.html(最終閲覧日:2021年8月7日)

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著者

丸山 まいみ(管理栄養士、公認スポーツ栄養士)

家庭の料理を通じて食に魅力を感じ管理栄養士となる。 診療所での栄養指導、特定保健指導、スポーツ選手に対する栄養教育に携わる。 現在は、ひとりひとりの背景に合わせ、食の楽しさや可能性を伝えるためフリーランスとして活動中。


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