【食べ方が重要だった?!】管理栄養士が教える「そうめん」を食べても太らない方法って?
夏に食べる食材といえば、そうめん!手軽に作ることができて、暑い時期でもさっぱりしていて食べやすいですよね。しかし、そうめんのみの食事では太ったり、夏バテの原因にもなるのです。今回はそうめんを食べる時の【おかずの組み合わせ】について管理栄養士が簡単にお伝えしますので、是非参考にしてみてください♪
2017年06月01日
そうめんのカロリーは?
そうめんの原材料は小麦粉であり、主には乾麺として流通しています。そうめんはのど越しが良くて、暑い夏にはとても食べやすい料理ですよね。しかし、食べ過ぎには注意が必要です。乾麺そうめん2束(100g)が一人前の分量の目安となり、エネルギー量は約356Kcal程度です。大盛りのご飯(200g)で約336Kcalなので、そうめん一人前と大盛りのご飯を食べるのとではほとんどエネルギー量が変わらないのです。さらに、そうめんの原材料は小麦粉なので、糖質が多い食品となります。そうめんだけの食事では、糖質に偏ってしまい、栄養のバランスが悪くなります。 ■炭水化物だけど痩せる!?【節分そば】はダイエットにも良い本当の理由!
そうめんだけで食べると太る?
そうめんは糖質が多い食品なので、食べ過ぎには注意が必要です。糖質を摂りすぎると脂肪となって体に蓄積されて肥満の原因となります。さらに、そうめんは血糖値が上がるスピードを数値化した「GI値」が高い食べ物です。肥満予防のためには<急激に血糖値を上げないこと>がポイントになります。
脂肪を作ってしまう?!
血糖値を上昇させやすい糖質をたくさん食べると血糖値を下げるホルモン「インスリン」が大量に分泌されます。実はインスリンは脂肪を作り、脂肪細胞の分解を抑制する働きもするので、インスリンが大量に分泌されると余分な糖は脂肪に変えられてしまいます。すると肥満体型に!血糖値を急激に上げないためには糖質だけでなくたんぱく質や脂質ビタミン類やミネラル類、食物繊維も含まれた食材と一緒に摂ることが大切です。そして、野菜のおかずから先に食べたりと食べ方の順番を工夫することも必要です。
汗は水分だけではない?
夏は気温が高くなり、体温調節をするためにたくさん汗が出ます。実は汗は水分だけでなく、ビタミン類やミネラル類などの栄養素も失われるのです。そうめんのみの食事では糖質に偏っているため、糖質以外の栄養素が不足している状態になります。
夏バテの原因に?
糖質をエネルギーに変えるためにはビタミンB1が足りていないと、糖質の代謝が悪くなってしまいます。するとエネルギー源が上手く作り出されないため、体のだるさを感じやすくなります。さらに、体を作るたんぱく質が不足していると倦怠感や疲労感が出てきたり、免疫力も低下します。そして、暑さなどで疲れが溜まって取れないという時は乳酸などの疲労物質が溜まっています。これらを解消する時にもビタミンB1が必要です。そうめんのみの食事では、他の栄養素が不足している状態であるため、体のだるさが取れない夏バテの原因にもなりえます。 ■【2日間でウエスト-2cm!】あこがれのくびれを実現!そうめんダイエット
おかずの組み合わせ方
栄養素は互いに助け合って消化・吸収をしているので、そうめんのみの栄養素だけだとバランスが悪く、代謝もうまく回らないのです。そうめんは糖質が多い食品のため「主食」となります。組み合わせるおかずはたんぱく質が多い肉類、魚介類、卵、大豆製品など「主菜」のおかず。さらに、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維が多い野菜類、きのこ類、海藻類などの「副菜」のおかずを組み合わせましょう!糖質に偏ることなく、たんぱく質やビタミンB群、糖質の吸収を抑えてくれたり、便秘解消に効果的な食物繊維が多い食品を取り入れることでダイエットかつ夏バテ対策にも役に立ちます。
茹でるだけ!ほうれん草と豚肉のごまポン酢和え
ほうれん草と豚肉を組み合せてビタミン・ミネラル抜群の一品に! ▶「茹でるだけ!ほうれん草と豚肉のごまポン酢和え」レシピはこちら
チキンサラダ
レタスには食物繊維がたっぷり、高タンパク質・低脂質の鶏むね肉を組み合わせたダイエットにピッタリのボリューム満点サラダ! ▶「チキンサラダ」レシピはこちら
きのこたっぷりネバとろぶっかけそうめん♪
炭水化物に栄養素が偏ってしまう素麺に、麺をいつもの半分にして、たっぷりのきのこをプラス。ボリューム満点だけど太らない麺に! ▶「きのこたっぷりネバとろぶっかけそうめん♪」レシピはこちら
まとめ
いかがでしたか?夏に食べやすいそうめんは食べ過ぎないことが大切ですが、おかずの組み合わせを工夫することで肥満予防や夏バテ予防もできますよ。今回ご紹介したレシピを組み合わせて、暑い夏を元気に過ごしましょう♪
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著者
DietPlus管理栄養士(管理栄養士)
「正しく食べてやせる」ダイエットを実践できる様々なダイエットサポートサービスを提供。個人の生活習慣からやせない理由を発見できる「ダイエット診断」ほか、コラム等でダイエット情報を配信。また、アプリ「ダイエットプラス」では、食事改善をメインとした管理栄養士によるダイエットサポートサービスを提供しています。
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