【リバウンドしないために】食事抜きダイエットの問題点を管理栄養士が解説

【リバウンドしないために】食事抜きダイエットの問題点を管理栄養士が解説

ダイエット中だからといって、食事を抜いていませんか?食事抜きのダイエットはリバウンドを招きやすいのです。朝食・昼食・夕食の食事を抜くことの問題点を管理栄養士が簡単にお伝えしますので、是非参考にしてみてください♪

2020年10月06日

朝食抜きがダメな理由

朝は時間がなくて食事を抜いたりしていませんか?午前中に活動的に過ごすためには朝食を食べる必要があります。なぜなら、朝食で摂取した栄養素が脳や体にとって重要なエネルギー源となるからです。 特に脳の唯一のエネルギー源になるブドウ糖は、不足している状態だと頭がぼーっとして集中力が低下したり、体がだるいなどの症状が出ます。前日の夕食で摂取したブドウ糖は寝ている間に消費されているので、朝食を食べないとエネルギー源となるブドウ糖がほとんどない状態です。

時間がない朝でも…

忙しくても必ず朝食にはエネルギー源であるご飯やパン、果物などを取り入れましょう。朝食の時間をしっかり確保することで午前中を活動的に過ごす事ができますよ。 そのほか、朝食を抜いていると空腹状態になり、昼食の摂取量が増加しがちになるので、やはり毎日朝ごはんを食べることが大切です。 ▶【食べた方がやせる?!】効率的にやせるには「3食食べる」が重要だった?!

昼食抜きがダメな理由

昼食は午後に活動するためのエネルギーを確保するために摂取する必要があります。昼食を抜いてしまうと夕方頃にお腹が空いて無駄におやつを食べてしまったり、午後に活動した分、お腹が空いて夕食の食事量が増えてしまいがちです。

仕事や家事で忙しくても…

家事やお仕事などで忙しくて昼食がおにぎりやパンのみであったり、麺類やどんぶりなどで簡単に済ませてしまうのではなく、できるだけ肉や魚、卵、大豆製品などのおかず、野菜もそろえて食べることをおすすめします。 バランスよく食事を摂ることで食べた物が効率よく消化・吸収されてエネルギーにかわります。朝食や昼食はしっかり食べていても消費されるので、しっかりめに食べてもOKです。

夕食抜きがダメな理由

夕食後は就寝まで活動量が低下しているので、食べ過ぎると消化しきれなかった分は体脂肪として蓄積されやすくなります。夕食は食べ過ぎないことが大切ですが、夜に食べたら太るという考えで夕食を抜いてしまうとで空腹感に耐えられず、眠れなかったり、我慢できずに夜食を食べてしまうことにもなりかねません。 さらには、昼から翌朝まで食事を食べていないと、脳は飢餓状態であると判断してエネルギーを消費しないよう節約してしまうことにも繋がるので注意が必要です。

夕食は抜かずに工夫をしよう

食事を抜くのではなく、夕食に揚げ物などの高エネルギーの料理は控えましょう。自炊をすれば、調理方法などを工夫できるのでヘルシーに仕上がりますよ。また、食後2〜3時間空けてから寝るようにしましょう。

太りやすい体になる勘違い行動って?

やせるためには摂取エネルギーよりも消費エネルギーの方が多いとやせるので、1食抜けばいいのでは?と考えてしまいがちです。確かに、食事量を制限して摂取エネルギーを減らせば、短期間で減量できるかもしれません。 しかし、長期的にみると1食抜くダイエット方法は太りやすい体を作ると言われています。食事量が少ないと、脳は飢餓状態と判断し、代謝が落ちて食べた物の燃焼効率が悪くなります。さらに、摂取エネルギーが不足しているので、体の脂肪や筋肉を分解してエネルギーが作り出されます。 特に筋肉が減ると基礎代謝が低下してしまい、代謝が悪くなるため、太りやすい体に繋がります。無理なく取り組めるダイエットを継続して、少しずつ体重を落としていくことがダイエット成功の近道となるのです。 ▶【食事を減らしてるのにやせない…】やせない理由はココにあった?!

ダイエット成功のポイントとは?

1日3食をできるだけ決まった時間に食べる

1日1食や2食であると1日に必要な食事を摂ることができず、空腹感が強すぎてドカ食いやおかしの量の増加原因にもなります。3食きちんと食べることで体に必要なエネルギーを確保し、様々な栄養素をこまめに取ることができます。 そして、決まった時間に食事をする習慣をつけることで、ほどよい空腹感で毎食おいしく食事を食べることができますよ。

栄養バランスを考える

主食(ご飯、パン、麺類など )、主菜(肉類、魚介類、卵、大豆製品)、副菜(野菜類、きのこ類、海藻類)をそろえた食事にしましょう。このようにそろえることで体に必要な炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをまんべんなく摂ることができますよ。

適度に運動をする

運動することで筋力がついて代謝がアップします。代謝が上がると痩せやすい体になりますよ。運動が難しければ、掃除をする、階段を使う、歩く量を増やすなど日常生活でできることに取り組みましょう。体を動かすことで気分転換にもなるので、ストレス発散にもなります。

まとめ

早くやせたいからといって食事を抜かないようにすることが、ダイエットにおいては重要となります。1食抜きのダイエットは長期的にみると太りやすい体を作ってしまっているということを意識しておいてくださいね。 朝食・昼食・夕食の3食をバランスよく食べて、高カロリーの食品、余分な間食などの量を控えることから取り組んでみてはいかがでしょうか?適度な運動をして徐々に痩せていくダイエットを目指しましょう♪

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著者

DietPlus管理栄養士(管理栄養士)

「正しく食べてやせる」ダイエットを実践できる様々なダイエットサポートサービスを提供。個人の生活習慣からやせない理由を発見できる「ダイエット診断」ほか、コラム等でダイエット情報を配信。 また、アプリ「ダイエットプラス」では、食事改善をメインとした管理栄養士によるダイエットサポートサービスを提供しています。


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