【栄養素の宝庫】モロヘイヤの魅力とおすすめレシピ

【栄養素の宝庫】モロヘイヤの魅力とおすすめレシピ

最近ではスーパーでもよくみかけるモロヘイヤ。これから旬を迎え、美味しくなります。青菜が少ない夏には貴重な野菜です。今回はおすすめのレシピと一緒に、モロヘイヤの魅力をたっぷりとお伝えします!

2019年08月12日

モロヘイヤは栄養素の宝庫!

葉の中にあふれだす栄養素パワー

砂漠の地域でも栽培できるほど、強い力を持っている野菜です。葉にはβ-カロテン、ビタミンB群、ビタミンC・Eなどの抗酸化ビタミンがとても豊富に含まれます。その他、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維などまでもが多く含まれます。モロヘイヤはアラビア語で「王様だけのもの」の意味。それも納得の豊富な栄養素が含まれます。

β‐カロテンとカルシウムが緑黄色野菜の中でトップクラス

「β-カロテン」で皮膚を強くし、からだを守る

β‐カロテンは、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれます。モロヘイヤには100g当たり10000㎍も含まれ、緑黄色野菜の中でもトップクラスです! β-カロテンは、体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは皮膚や粘膜の形成、またその働きに欠かせません。不足すると皮膚や粘膜が弱るため、感染症などにかかりやすくなります。そのため丈夫なからだづくりにはビタミンAはとても重要です。 また、ビタミンAはビタミンCやEとともに抗酸化ビタミンと呼ばれ、活性酸素の働きを抑えます。活性酸素は動脈硬化を起こしやすくしたり、老化や免疫機能の低下を招きます。抗酸化ビタミンを摂ることはこれらを防ぐことが期待できます。

「カルシウム」で骨粗しょう症予防

カルシウムは乳製品や豆類だけでなく、緑黄色野菜にも多く含まれます。モロヘイヤには100g当たり260㎎も含まれ、これも緑黄色野菜の中でトップクラスです! カルシウムは骨や歯の形成に働きます。成長期には欠かせない栄養素です。また高齢期に骨がもろくなる骨粗しょう症を予防するためにも、しっかり摂りたい栄養素です。 カルシウムは吸収率が低い栄養素でもあります。吸収を助けるビタミンDを多く含むしめじやじゃこなどをモロヘイヤと一緒に食べると効果がアップします。

モロヘイヤのねばねばの力

血糖値やコレステロールの上昇を抑える

モロヘイヤに豊富に含まれている食物繊維には、血糖値の上昇を遅らせる働きがあります。またコレステロールの排出を促します。これが糖尿病や動脈硬化の予防につながると期待されています。

食欲が落ちる夏にぴったり

モロヘイヤは、そのままお浸しとして食べるだけでなく、刻んでソースとしても使えます。スープにすれば、片栗粉など使わなくてもとろっとしたスープに大変身します。モロヘイヤのねばねばが、料理の幅を広げます。 そして何と言っても、ねばねば食感は食欲がなくても食べやすいです。夏バテで何を食べたらいいか悩んだときは、食べやすくて栄養素がたくさん補給できるモロヘイヤがおすすめです。

モロヘイヤのおすすめレシピ

モロヘイヤのねばねば冷奴

刻んでねばねばを出し、冷奴のトッピングにしています。食欲がないときでもツルっと食べやすくておすすめです。 ▶「モロヘイヤのねばねば冷奴」レシピはこちら

モロヘイヤの梅肉おかか和え

おかかだけでもおいしく食べられますが、梅を加えるとさっぱりと違った味が楽しめます。 ▶「モロヘイヤの梅肉おかか和え」レシピはこちら

ゆで豚と野菜のピーナッツソース

モロヘイヤはしょうゆだけでなく、ピーナッツソースにも合う!いつもと違う味で食べたいときに、おすすめのレシピです。 ▶「ゆで豚と野菜のピーナッツソース」レシピはこちら

まとめ

モロヘイヤで夏バテ知らず

いかがでしたか?これからが美味しいモロヘイヤ。美味しく食べてモロヘイヤの栄養もたっぷりいただき、夏バテ知らずの夏にしましょう!

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著者

原 美香(管理栄養士)

食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中! 生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!


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