
秋の味覚の一つとしてお馴染みの「ぶどう」。実は、ぶどうには美容や健康に嬉しい栄養が豊富に含まれています。そこで今回は、ぶどうの栄養効果について管理栄養士が解説します。
ぶどうの基礎知識
ぶどうってどんな果物?

ぶどうと一言で言っても、デラウエアや巨峰、マスカットなど様々な品種があります。ぶどうの旬は品種によって多少異なりますが、8~10月ごろが旬となります。ぶどうは100g (約1/3房)あたり、59kcalと、甘みが強い割にはカロリーはさほど高くありません。
皮ごと食べると歯ごたえがあり満足感を感じやすいのでダイエット中の間食にもオススメです。ぶどうは一粒ずつに分かれているため、量を調整しやすいのも嬉しいポイントですね。
ぶどうに含まれる栄養素
アントシアニンでアンチエイジング&眼精疲労予防!

紫色のぶどうの皮には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素が含まれています。アントシアニンには強い抗酸化作用があり、体内の増え過ぎた活性酸素を除去する作用があります。
そのため、アンチエイジングや生活習慣病予防などの効果が期待できます。また、アントシアニンには視力に関わる成分であるロドプシンの再合成を促す作用があり、視力の低下や眼精疲労の解消にも役立つと言われています。アントシアニンは皮に多く含まれていますので、皮ごと食べるのがオススメです。
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カリウムでむくみ予防!

多くの女性の悩みであるむくみ。むくみとは体内の水分を上手く循環できなくなり、細胞間に水分がたまってしまう状態です。
むくみが起こるのには様々な原因がありますが、塩分(ナトリウム)の摂り過ぎも原因の一つです。ぶどうに多く含まれるカリウムには、体内の余分なナトリウムの排出を促す作用がありますので、むくみ予防に効果的です。
むくみが解消されるとスッキリとして見えますし、老廃物が排出されやすくなるのでダイエット効率を上げる働きも期待できます。
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ブドウ糖で脳の働きを活性化!

ぶどうに含まれる糖質は、果糖やブドウ糖です。ブドウ糖や果糖はエネルギーに変換されやすいため、低血糖の予防や運動時のエネルギー補給などにもオススメです。
また、ブドウ糖は脳を使う時のエネルギー源にもなりますので、脳の働きを活性化し、やる気アップや集中力を高める効果が期待できます。
ぶどうの選び方と保存方法
美味しいぶどうの選び方
ぶどうの軸が茶色くなっている物は鮮度が落ちている証拠なので、太く青々とした緑色をしているものを選ぶのがオススメです。
また、ぶどうの表面に白い粉のようなものがついている場合がありますが、これはぶどうの実から分泌されるブルームという粉で、ぶどうの水分の蒸発を防いで鮮度を保ったり、病気を予防するなどの効果があります。
そのため、ブルームが実全体についているぶどうは鮮度が良く瑞々しいと言われています。また、ぶどうは房の下よりも上の方が甘くなりますので、食べる時は下から上に向かって食べると最後まで美味しく食べる事が出来ます。
ぶどうの保存方法

ぶどうを保存する際には新聞紙やラップで包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存しましょう。ぶどうは日持ちしないので早めに食べるのがオススメです。どうしても食べきれない場合には、冷凍保存してシャーベットのようにして食べるのも良いですね。
ぶどうを使ったオススメレシピ
ぶどうのカルピスシャーベット

カルピス味のシャーベットにぶどうをプラスしたサッパリとした味わいのスイーツです。
1人分あたり99kcalと低カロリーなので、ダイエット中でも楽しめますよ!
▶「ぶどうのカルピスシャーベット」のレシピはこちら
葡萄と豆乳のクラフティ

豆乳を使った生地とぶどうをトッピングして焼くだけのお手軽スイーツです。
ぶどうを加えるタイミングを変える事で、食感の異なるぶどうを楽しむ事が出来ます。
▶「葡萄と豆乳のクラフティ」のレシピはこちら
まとめ
秋の味覚「ぶどう」で健康的にダイエット!
ぶどうは美味しいだけでなく、ダイエットや美容、健康に嬉しい様々な栄養素が豊富に含まれている果物です。ぜひ旬の味覚であるぶどうを楽しんでみてくださいね!
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