【管理栄養士が解説】話題の「完全栄養食」のメリットとデメリット

【管理栄養士が解説】話題の「完全栄養食」のメリットとデメリット

いま、話題の「完全栄養食」。今回はこの完全栄養食をダイエット中に摂り入れるメリットとデメリットを解説したいと思います。

完全栄養食の基礎知識

完全栄養食とは?

私たちが生きるために必要な、全ての栄養素を補えるように作られた食品です。従来は、玄米や卵など、1つの食品で比較的に栄養素がバランスよく含まれたものが完全栄養食と言われてました。

しかし、粉末を水で溶かしただけの食品から始まり、最近は、ドリンク以外にも、グミ、パスタやパンなど、私たちが普段食べる食事を改良して作られた製品も多く見られます。

ダイエット中に利用するメリットとは?

メリット1:栄養バランスが整いやすい。

単品ダイエットなど食事制限のダイエットは、どうしてもカロリーを抑える事を重要視するので、栄養不足になりやすいのが特徴です。しかし、単品で栄養バランスがすでに整っている完全栄養食は、これらの心配がそれほどありません。

メリット2:カロリー計算がしやすい。

製品のパッケージの裏には、カロリーや栄養素が細かく表示されているために、どれだけカロリーを摂ったのか計算しやすいです。カロリー計算をしながらダイエットしている方には、手軽に利用できます。

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メリット3:手間がかからない。

調理時間が全くないものや、それほど調理時間がかからないものがほとんどであるため、忙しい方や料理が不得意な方でも、気軽に利用できます。また、調理時間があっても、湯がいたり、電子レンジで温めるだけなど、調理器具を沢山使わないので、後片付けも早くすみます。

ダイエット中に利用するデメリットとは?

デメリット1:低カロリーと言うわけではない。

完全栄養食は、ダイエット中の方ではなく、どちらかと言うと、仕事や趣味などに没頭したくて、食事を作ったり、考える時間がない方向けに作られているため、カロリーがある程度含まれている食品がほとんどです。

つまり、粉末を水で溶かしたドリンクだと思って、何杯も飲むと、カロリーが通常の食事より高くなる場合もあります。

デメリット2:早食いになりやすい。

完全栄養食は単品として食べるのがほとんどであるために、早食いになりやすくなります。また、粉末を水で溶かしただけのドリンクは、ほぼ噛まないですよね。よく噛んで食べる事で唾液が分泌されて、消化しやすくなる以外にも、代謝量も増加すると言われています。

また、食事した後に身体が温かくなりますが、ゆっくりとよく噛む事でさらに効果が高まります。

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デメリット3:飽きやすい

色々な完全栄養食が開発されていると言っても、通常の食事のようなバラエティ豊かなメニューに比べると、味気がないのが通常です。

また、旬のものなど、季節に応じて食材が変わったり、一汁三菜など、様々な食材を使う事で見た目からも楽しむ事も出来ません。

まとめ

単品ダイエットより利用しやすい。

今回、ダイエット中に完全栄養食を利用するメリットとデメリットについて紹介しました。毎日3食を完全栄養食に変える事はおすすめできませんが、忙しくて食事を用意する時間がない時や、単品ダイエットに頼りがちな方は、完全栄養食を頻度に注意しながらも、一度利用しても良いかもしれません。

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