【どうして?】炭水化物を食べていないのに太ってしまう原因

【どうして?】炭水化物を食べていないのに太ってしまう原因

炭水化物抜きダイエットをしているのに、やせずに太ってしまうという方、必見です。その理由を管理栄養士が掘り下げます!

炭水化物抜きダイエットとは

主食を食べないダイエット

炭水化物を多く含む食材を食べないようにするダイエットです。米、パン、麺類などの主食と、砂糖は抜く。芋類も炭水化物が多く含まれるので控えます。

炭水化物とは?

炭水化物とは糖質と食物繊維を合わせたもののことをいいます。

わかりやすく示すと、炭水化物=糖質+食物繊維になります。

砂糖と、米や麺、パンに含まれているでんぷんが糖質。食物繊維は玄米や小麦などの穀類にも含まれているヒトの消化酵素では消化されない成分です。

ただし、玄米や小麦など穀類は精白されると食物繊維は取り除かれます。食物繊維は穀類、豆類、海藻、野菜、きのこなどに多く含まれています。

なぜ炭水化物抜きダイエットが人気なの?

炭水化物抜きダイエットは結果がでやすい?!

炭水化物(糖質)は1g当たり4kcalのエネルギーを生みだしますが、消費エネルギーよりも多くとってしまうと、余った糖は脂肪に変わり、内臓脂肪や皮下脂肪に蓄えられます。

炭水化物を抜いて、炭水化物からのエネルギーが足りなくなると脂質がエネルギーを生み出すことになります。つまり炭水化物を抜くことで、脂質が燃えやすくなる。だから、結果が出やすいのです。

炭水化物を抜いているにやせないのはなぜ?

カロリーを比較する

普通盛りのご飯は1膳252kcalです。ご飯を抜いた分、満腹感が足りないので魚肉ソーセージ1本とさつま揚げ1枚多く食べたとします。

魚肉ソーセージは1本161kcal、さつま揚げは1枚90kcalで251kcalとご飯と同じカロリーとなります。

脂質は?

ご飯1膳の脂質は0.5gですが、魚肉ソーセージとさつま揚げの脂質は合計9.1gになってしまいます。

塩分は?

ご飯1膳の塩分は0gですが、魚肉ソーセージとさつま揚げの塩分は合計3.3gになってしまいます。

だからやせない

このように、主食を控えた分、たんぱく質の食材なら食べても大丈夫と考えてしまい、カロリーが同じでも、脂質が多くなれば余った脂肪分も、内臓脂肪や皮下脂肪に蓄えられます。また、塩分を過剰にとると、むくみや高血圧など病気の引き金になってしまう心配もあります。

お通じは大丈夫?

炭水化物抜きダイエットをした場合、穀類や豆に含まれている食物繊維まで減らしてしまいます。食物繊維は腸内の善玉菌のえさになるため、食物繊維不足は腸内環境を悪くしてしまう心配があります。また便秘にもつながり、ダイエットだけでなく美容にも悪影響が出てしまう心配があります。

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最後に

脂質や塩分に注意!

炭水化物(糖質)はどの位まで制限していいのかというのはまだ明らかではありません。
しかし、普段の食事で麺類や、丼物、お菓子やジュースを好んで飲むという人は炭水化物過剰の可能性は高いと思われます。

心当たりのある方は炭水化物に偏らないように。しかし炭水化物を減らした分、脂質や塩分の多いものが増えてしまうことがないように注意してくださいね。

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