【色による違いがあるって本当?】ピーマンの栄養とおすすめレシピ3選

【色による違いがあるって本当?】ピーマンの栄養とおすすめレシピ3選

私たちの食卓には欠かせない野菜の「ピーマン」。緑色のピーマンが定番ですが、最近では赤や黄色のピーマンを見かけることが多くなりました。これらは色によって栄養価は違うのでしょうか?今日はピーマンの栄養とおすすめレシピを紹介します!

2020年02月18日

ピーマンは色が鮮やか。食卓も華やかに!

ピーマンが熟していくと赤や黄になる

緑色のピーマンが熟していくと、赤や黄色に色づいていきます。 スーパーでよくみかける赤や黄色の肉厚の大型種はパプリカと呼ばれ、その多くが輸入品です。緑色のピーマンに比べて甘みが強くてジューシー、苦みが少ないのが特徴です。

ピーマンの栄養

ピーマンの栄養価を比べてみましょう!

緑、赤、黄、それぞれのピーマンの栄養価に加えて、ピーマンと同じくβ‐カロテンが多く緑黄色野菜に分類されるほうれん草、にんじん、ブロッコリーとの栄養価と比べてみました。

ピーマンは熟していくと栄養価も高くなる

それぞれの野菜の可食部100gあたりの栄養価で比較しています。 (七訂 食品成分表 参照) ピーマンにはβ‐カロテン、ビタミンC、ビタミンE、マグネシウム、カリウム、食物繊維が多く含まれています。 β‐カロテンとビタミンEは、緑ピーマンよりも赤ピーマンに多いことがわかります。熟していく過程でβ‐カロテンは3倍近く、ビタミンEは5倍以上増えています。 ビタミンCは他の緑黄色野菜に比べて、ピーマンに多く含まれています。中でも赤ピーマンに多く、緑ピーマンの2倍以上も含まれます。

ピーマンの魅力

紫外線に強くなるビタミンCが豊富!

肌は紫外線を受けると、チロシナーゼという酵素が働き、黒い色素をつくります。これが肌に沈着するとしみになります。 ピーマンに豊富なビタミンCは、このチロシナーゼの働きを抑える働きがあるので、しみを防ぐと言われています。

酸化を抑えるビタミンEが豊富!

ビタミンEは抗酸化ビタミンの1種で、酸化を抑える働きがあります。過酸化脂質をつくり出す活性酸素を抑えることが、老化や免疫力低下、動脈硬化の予防につながります。その他、毛細血管の拡張に働くので、血流の流れをよくすることに役立ちます。 ビタミンEは脂溶性なので、油を使って料理をすると、効率よく摂ることができます。

おすすめレシピ

甘辛味がやみつきに!ピーマンときのこの佃煮

簡単にできるピーマンの副菜です。手軽に栄養が摂れるメニューをたくさん知っていると、食事作りやお弁当作りが楽になりますね。 ▶「甘辛味がやみつきに!ピーマンときのこの佃煮」レシピはこちら

鮭の焼き漬け

魚といっしょにたくさんのピーマンが食べられるメニューです。地味になりがちな魚料理がピーマンの色で華やかになります! ▶「鮭の焼き漬け」レシピはこちら

カラフルピーマンの即席マリネ

簡単にピーマンをたっぷり食べられるメニューです。カラフルで見た目にもかわいい。食事に添えるだけでもオシャレです。 ▶「カラフルピーマンの即席マリネ」レシピはこちら

まとめ

いかがでしたか?

ピーマンは色によっても栄養価が違うことがわかりました。いろいろな色を使えば食卓も華やかになり、栄養価も上がります。緑色が定番のピーマンですが、赤や黄色もぜひ使ってみてくださいね。

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著者

原 美香(管理栄養士)

食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中! 生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!


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