【管理栄養士が伝授】肌に良い食生活とは?
春は新生活が始まる季節。新しい出会いもたくさんあります。そんなときは肌の調子を良くして、身だしなみを整えたいですよね。今日は肌によい食材を紹介します!
2020年03月07日
1年で一番肌の調子を整えたい?
肌の調子を良くしたいのに、崩れやすい状態
春は新しい生活が始まる方が多い季節ですよね。生活環境が変わる方が多いと思います。新しい出会いも多いので、身だしなみを意識することも多くなります。肌の調子も気になるときです。 しかし、その反面、慣れない生活から寝不足になったり、ストレスを多く感じる時期でもあります。乾燥や花粉なども原因となり、肌の調子が悪くなることも多いようです。 肌の調子を整えるには、早寝早起きを心掛けたり、からだを冷やさない、乾燥させないようにすることが大事です。その他、毎日の食事を整えることは肌に大きく影響します。
肌にいい食生活とは?
3食食べて新生活のリズムを整える
まずは3食きちんと食べられるように食事時間を考え、それに合わせて生活時間を考えてみましょう。食生活を整えることで、自然と生活のリズムを整えていくことができます。
バランスのいい食事で肌も元気
栄養素をバランスよく摂ることで、からだの代謝が上がり、排便もスムーズになります。体調がよくなれば肌の調子もよくなります。 歓迎会などで外で食べることが多くなったり、忙しくて惣菜を買うことも多くなるでしょう。そんな中で「バランスのいい食事」なんて難しいと考える必要はありません。主食(ごはん、パン、麺類)・主菜(肉、魚、卵、が大豆製品)・副菜(野菜、海藻類)の3つの要素を揃えられるようにすることだけ、意識してみましょう。
肌に良いおすすめ食材はこれ!
おすすめ食材①豆苗
豆苗はいつでも手に入りやすい野菜ですが、旬は春になります。そして安価で手に入るのも魅力です。見た目は細長く、栄養価が高くなさそうに見えますが、実はとっても優秀! 色はあまり濃くありませんが緑黄色野菜に分類されるほどβ-カロテンが豊富に含まれています。その他ビタミンC、食物繊維なども多く含まれます。 肌のことを考えたら、まずはβ-カロテンを摂りたいです。β-カロテンは体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは皮膚や粘膜をつくるとき、またその働きに関わります。ビタミンAが不足すると肌が乾燥してバリアが弱くなり、肌の調子を崩してしまします。 ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、油といっしょに調理して食べると効果的に摂ることができます。豆苗は炒め物にもぴったり。火も入りやすく短時間で調理できるので、忙しいときにも使いやすい食材です。
おすすめ食材②じゃがいも
ビタミンCはレモンやキウイなど果物に多いイメージですが、実はじゃがいもにも豊富に含まれます。ビタミンCは熱に弱く、調理すると損失が大きいのですが、じゃがいものビタミンCはでんぷんに守られているため、壊れにくいのが特徴です。定番野菜として使いやすく、炒め物、煮物など何でも合うのでおすすめです。 ビタミンCは、ビタミンAとともに抗酸化ビタミンと呼ばれ、酸化を防ぐ働きがあります。肌の老化の大敵である活性酸素を防いでくれるので、肌の強い味方です。その他、ビタミンCは、コラーゲンをつくることも助ける大切な栄養素です。丈夫で生き生きとした肌をつくるにはとっても大切な栄養素となります。
おすすめ食材③ピーナッツ、アーモンド
ピーナッツやアーモンドにはビタミンEが豊富に含まれます。ビタミンEは血液の流れをよくする働きがあります。栄養をからだのすみずみまで送るときに大切です。また、肌の調子を整えるにはからだを冷やさないことも大切。血行をよくすることはからだを温めることにつながります。 ビタミンEは、ビタミンA、ビタミンCとともに抗酸化ビタミンです。これらは一緒に摂ると抗酸化作用が上がり、肌を整える効果が上がります。その他、ピーナッツ、アーモンドには食物繊維も豊富。排便を促し便秘のないからだは肌も整います。手軽に食べられるので、忙しいときの間食におすすめです。塩分が加えられているものや、オイルコーティングしてないものを選ぶようにしましょう。 【管理栄養士も実践】ダイエット中の「おやつ」の食べ方って?
食生活を整えて新生活をスタート!
新生活が思いっきり元気にスタートできますように!
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著者
原 美香(管理栄養士)
食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中!生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!