【7月3日は梅干しの日】梅干しが古くから親しまれていた理由とは?

【7月3日は梅干しの日】梅干しが古くから親しまれていた理由とは?

みなさんは「梅干しの日」があることをご存知でしたか?縁起のよい食べ物とされている梅干し。その歴史はとても古く、薬用として用いられていたこともあったそうです。そんな梅干しの記念日「梅干しの日」についてと、日本においての歴史、代表的な成分についてご説明します!

「梅干しの日」は7月3日!

由来は?

和歌山県みなべ町の東農園が、平成16年(2004年)に定めました。昔から『梅干しを食べると難が去る』といわれたことから、『なん(7)がさ(3)る(0)』の語呂合わせだそうです。また、この日の卯の刻(午前6時から8時)にその年の恵方を向いて食べると、精気がみなぎる、ともされているそうですよ。

縁起がよい

平安時代では、天皇が「申年につけた梅を食べて病気を治した」という逸話から、申年の梅干しは特に縁起がよいとされています。

「しわができるまで長く元気に過ごせるように」という願いを込めて、健康長寿のお祝いや敬老の日などに贈られることが多く、出産や入園入学などのおめでたい日のお祝い品としても用いられています。

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日本と梅干しの歴史

古くから、薬用として

平安時代の日本最古の「医心方」という医学書には、すでに『梅干し』についての記載があるようです。

「味は酸、平、無毒。気を下し、熱と煩懣を除き、心臓を鎮め、四肢身体の痛みや手足の麻痺なども治し、皮膚のあれ、萎縮を治すのに用いられる。下痢を止め、口の渇きを止める」という記載があったことから、この頃には薬として梅干しが用いられていたことがわかります。

その後、食べ物として

食べ物として梅干しが人々の間に広まったのは、江戸時代のことです。当時の梅干しは約20%の塩分濃度だったそうで、塩分濃度が高いほど長期保存が可能なことから、この頃にはとても重宝されたそうですよ。

汗を多くかく夏は特に、水分と同時に塩分補給も大事だといわれますよね。身体の機能を保つために、当時の手軽な塩分補給源としても役立っていたのですね。

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コレラ菌退治

江戸時代末期には、日本全国でコレラ菌が大流行しました。その時に大活躍だったのが梅干し。梅干しのあの強い酸味によって、コレラ菌が殺菌されることがわかり、治療にも役立てていたそうです。

殺菌・除菌効果があることから、お弁当に一粒いれると傷みにくくなることは、今もよく知られていますよね!

代表的な成分は「クエン酸」

殺菌効果

古くから、人々の知恵によって薬用や食べ物として用いられてきた梅干しですが、その効能のもととなる成分は「クエン酸」です。

食べ物の微生物の繁殖を抑えるほか、胃がんの原因となるピロリ菌の増殖も抑える効果があります。

毎日の食事に取り入れることで、食中毒や胃がんの予防にも効果が期待できます。しかし塩分も多いので、量には注意が必要です。1日に1粒までを目安とするとよいでしょう。

まとめ

昔も今も親しまれている梅干し

古くから人々に親しまれていたのには、理由があったのですね!食中毒予防や汗をかく夏の塩分補給など、特に夏にうれしい効果があります。さらに「医心方」に記載されているような効果も期待して、1日1粒の梅干し習慣をはじめてみませんか?

出典:7月3日 梅干しの日 なるほど統計学園アクセス日:2020年6月3日
(https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0730.html)
一般財団法人 梅研究会 アクセス日:2020年5月15日
(https://www.umekenkyuukai.org/)
梅と日本 株式会社トノハタ アクセス日:2020年6月29日
(https://www.tonohata.co.jp/)

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