【長崎県のご当地食材】春も夏も楽しめる!アスパラガスの歴史

【長崎県のご当地食材】春も夏も楽しめる!アスパラガスの歴史

アスパラガスは北海道産のイメージが強いですが、実は長崎県も収穫量が多く、県のご当地食材となっています。今回は、春になったら食べたい、アスパラガスの魅力に迫ります!

長崎県とアスパラガス

アスパラガスの歴史

アスパラガス作りの始まりとされているのは、明治時代。北海道で欧米から輸入したアスパラガスの種を使って行った試験栽培と言われています。大正時代に入ってからは、北海道で本格的に栽培されるようになり、特に缶詰用のホワイトアスパラガス作りが広まりました。

第二次世界大戦後には、ホワイトアスパラガスだけでなく、グリーンアスパラガスの味や栄養価が見直されるようになりました。その後、グリーンアスパラガスの栽培は、北海道だけでなく、全国的に広まったのです。

長崎県には、江戸時代の鎖国の間にオランダから伝わりました。しかしこのときのアスパラガスは食用ではなく、観賞用として育てられていたようです。本格的に食用として栽培されるようになったのは、昭和40年ごろとされています。その後、栽培方法が研究され、飛躍的に収穫量をのばしました。そして今では、アスパラガスは長崎県の特産品の1つとなっています。

アスパラガスの収穫量

長崎県は全国第6位!

長崎県のアスパラガスの収穫量は、2019年の調査では全国で第6位を誇っています。九州地方は収穫量が多く、また10a(1a=100㎡)当たりの収穫量が多いという特徴があります。暖かい地域では、栽培面積当たりの効率がいいようです。

アスパラガスってこんな野菜

アスパラガスの旬

北海道のアスパラガスの最盛期は春に迎えますが、長崎県のアスパラガスの旬は2回あります。

2月~5月に収穫される「春アスパラガス」は、緑色が濃く、甘みや香りが強いのが特徴です。6月~10月に収穫される「夏アスパラガス」は、強い太陽の光を浴びて、夜の間に一気に成長します。色が薄い緑色をしていて、根元まで柔らかいのが特徴です。

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アスパラガスの栄養

アスパラガスには「アスパラギン酸」というアミノ酸が豊富に含まれ、エネルギー代謝を促す働きがあります。また、カリウムやマグネシウムを細胞内に効率よく取り込む働きがあると言われていて、これらが疲労回復につながります。

グリーンアスパラガスの穂先には、ポリフェノールの1種のルチンが多く、毛細血管を強くする働きがあります。これが高血圧や動脈硬化の予防につながると期待されています。

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アスパラガスの食べ方

シンプルに食べるのがおすすめ

アスパラガスの食感、甘みをしっかり味わえるように、シンプルな食材の組合せ、味付け、短時間の加熱がおすすめです。サラダやディップなどにして食べると、とってもおいしいです。

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まとめ

長崎県のアスパラガスをぜひ食べてみてください!

長崎県のご当地食材となっているアスパラガス。店頭で見かけたら、ぜひ手に取って食べてみてはいかがでしょうか。北海道産のアスパラガスと比較してみるのも面白いかもしれませんね。シンプルな料理で、ぜひアスパラガスの甘みと食感を楽しんでみてください!

【参考文献】
・公益財団法人長崎県学校給食会 長崎県学校栄養士会/長崎県のおいしい県産品ガイド/県産品素材集 アスパラガス
(https://www.nagasaki-kenkyu.or.jp/tisantishou/H25/web/sozai/asupara.html)閲覧日:2021年1月15日
・長崎市/食育/食の宝庫!ながさきの食材(農産物)/ながさきの「食」 アスパラガス
(https://www.city.nagasaki.lg.jp/kosodate/530000/532000/p008985.html)閲覧日:2021年1月15日
・農林水産省/統計情報/作況調査(野菜)
(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_yasai/index.html)閲覧日:2021年1月15日
・色の野菜の栄養辞典/女子栄養大学名誉教授 吉田企世子監修/㈱エクスナレッジ/2017年11月発行

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