【味のバランスが絶妙!】ビタミンCが豊富な「はっさく」のうれしい栄養効果

【味のバランスが絶妙!】ビタミンCが豊富な「はっさく」のうれしい栄養効果

柑橘類にはたくさんの種類がありますが、はっさくはその中でも独特の食感があり、甘み、酸味、苦みのバランスが絶妙です。旬の時期にたくさん食べて、春の味わいを楽しんでみてくださいね!

はっさくってどんな果物?

旬の時期は春

はっさくは、広島県尾道市で発見された品種と言われています。はっさくは「八朔」と書き、旧暦の8月1日を意味しています。この時期になると、はっさくが食べられるようになったため、名前の由来となりました。しかし実際には、熟成させて甘みが増したころが食べごろです。現在では、はっさくが出回るのが一番多い旬の時期は、3~4月ごろとされています。

はっさくの特徴

皮は硬くしっかりとしているため、包丁で切り込みを入れる必要があります。果肉を包むじょうのうは、やや厚みがありますが、果肉離れがいいので簡単にむいて食べることができます。やや歯ごたえがあり、パリパリっとした食感です。甘みと酸味のバランスがよく、さらに爽やかさをプラスするほのかな苦みが特徴です。

はっさくの選び方

皮が明るい黄色をしていて、ヘタが緑色のものを選ぶのがポイントです。手で持ったときに、ずっしりと重みがあるかを確認するのも、良いはっさく選びの方法の1つです。

はっさくの栄養の効果!

ビタミンCがとにかく豊富!

はっさく1個300g程度(可食部200g)で、ビタミンCを80mg摂ることができます。1日の推奨量の8割程度も摂ることができるのです。

◎お肌の調子を整える
ビタミンCはコラーゲンの合成を助ける働きがあります。コラーゲンは細胞と細胞の接着剤のような働きをするので、丈夫な血管、筋肉、皮膚などを作るときに大切です。

お肌の調子を整えたいときにも摂りたい栄養素です。肌は紫外線の刺激を受けると、チロシナーゼという酵素の働きによって、アミノ酸のチロシンがメラニンという黒い色素になります。これがしみの素になります。ビタミンCはこのチロシナーゼを阻害する働きがあるため、しみ予防につながると期待されています。

◎ビタミンCは抗酸化ビタミンの1種
ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素を抑える働きをします。活性酸素は量が少ないときは体に有用な働きをしますが、量が増えると動脈硬化につながる過酸化脂質を作り、免疫力の低下、細胞の老化を引き起こしやすくします。活性酸素の量が多くなりすぎないように抗酸化ビタミンを摂って、これらを予防することが大切です。

クエン酸でエネルギー代謝をスムーズに!

はっさくには、酸味成分であるクエン酸が多く含まれます。クエン酸は、糖質・脂質・たんぱく質からエネルギーを作り出す代謝にかかわる、大切な栄養成分です。代謝がスムーズに回らないと疲労物質がたまり、疲れやすくなります。また、クエン酸は血行を促す働きがあると言われていて、代謝アップの効果が期待できます。

はっさくをおいしく食べる

そのままシンプルに味わう

そのままシンプルに食べると、甘み・酸味・苦みのバランスのとれた味わい、そして独特の食感が楽しめます。はっさく1個300g程度(可食部200g)で94kcalなので、チョコレートやクリームが入ったお菓子よりもぐっとカロリーが低いです。ダイエット中の間食におすすめです。

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はっさくと水菜のヨーグルトサラダ

はっさくは、サラダとして食べてもおいしいですよ。酸味の効いたドレッシングとはっさくの相性はぴったりです。

▶「はっさくと水菜のヨーグルトサラダ」

まとめ

爽やかな春の味覚を楽しみましょう!

はっさくは、糖質が多いため、夜遅くに食べたり、食べ過ぎには注意しましょう!はっさくの味と食感を楽しみながら、春をたくさん感じてくださいね。

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【参考文献】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
・JAグループ/野菜のチカラをもっと知る/とれたて大百科/ハッサク
(https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=92)閲覧日:2021年2月21日

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