【旬の野菜】実はフルーツじゃない?知って得する「いちご」の豆知識

【旬の野菜】実はフルーツじゃない?知って得する「いちご」の豆知識

ケーキやパフェなどのスイーツに欠かせない存在となっている、いちご。実は、見た目が可愛いだけでなく、美肌や便秘解消効果などを期待できる成分が豊富に含まれているのです!今回は、いちごの栄養やおすすめレシピなどについてご紹介していきます。

いちごの豆知識

いちごの種類

日本のいちごの品種は、約300種もあるのだそうです。日本各地で品種改良に取り組み、現在も新しい品種が誕生しています。生産地を代表するご当地ブランドのいちごも数多くあり、品種によって様々な個性や特徴を持っています。各地のいちご狩りに行ったり、お取り寄せをしたり、様々ないちごを食べ比べてみたくなりますね。

また、海外のいちごは酸味の強いいちごも多いそうで、生で食べるよりもジャムやサラダにしたり、レモン汁やワインビネガーをかけて食べることが多いのだそうです。

いちごは果物?野菜?

いちごはデザートに食べたり、スイーツによく使われていたりと、果物だと思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、バラ科オランダ属の多年草で農業上の分類では「野菜」なのです!

実際には果物と同じように食べられているため、スイカやメロンと同様に「果実的野菜」とも呼ばれています。

いちごの実はどこ?

いちごの赤い部分が実だ!と思っている方もいるかもしれませんが、赤い部分は実ではないのです。いちごの表面にあるツブツブは種だと思われがちですが、このツブツブこそがいちごの実なのです。ツブツブ一つひとつが果実で、この中に種が入っています。

いちごの赤くて甘い部分は、花托(かたく)と呼ばれ花を支えるための土台です。茎の先が肥大した偽果(ぎか)と呼ばれています。偽りの果実なんて、なんだか面白い表現ですよね。ぜひいちごを食べる際に、いちごの実を観察してみてはいかがでしょうか。

いちごを美味しく食べる方法

いちごの旬

最近では、スーパーなどで年中いちごを見かけることが増えたのではないでしょうか。クリスマスやバレンタインの時期には、1年の中でも特に多くのいちごが陳列されていることから、寒い時期が旬なのかとも思われますが、本来のいちごの旬は春です。

ビニールハウスなどの温室を利用せず、畑で育てる露地栽培では、4月から6月頃に旬を迎えます。しかし、最近ではハウス栽培も普及し、春のような環境を作り出すことで年中いちごを栽培することができるようになりました。

美味しいいちごの選び方

ヘタの緑色が濃く、乾いていないもの、ヘタ付近までムラなく色鮮やかで傷がなく、ハリのあるものを選びましょう。表面につやがあり、産毛のようなものが残っているかも要チェック!

また、いちごはとがった先端から熟していくので、ヘタ部分から先端にかけて徐々に糖が多く甘みが強くなります。ヘタに近い方から口に入れ、最後に先端部分を食べるといちごの甘さをより感じられますよ。

いちごの保存方法

いちごは柔らかく傷もつきやすいため、なるべく早めに食べましょう。ヘタを取ってから洗うと、切り口から栄養成分が流れ出てしまうので、洗ってからヘタを取るようにすると◎

保存時は洗わずヘタもそのままでラップをし、いちご同士が重ならないように冷蔵庫で保管します。冷凍保存する際は、洗ってからヘタを取り、水気を取って冷凍しましょう。

いちごの栄養

ビタミンC

いちごはビタミンCがとても多く含まれています。サイズにもよりますが、約10粒食べると1日の必要量を摂取できてしまうほどの量です。ビタミンCは、コラーゲンの合成に必要不可欠な栄養素。シワやシミの予防、鉄分の吸収率を高めて貧血の予防効果などが期待できます。また、免疫力を高めてストレスなどに対する抵抗力を強める効果もあるとされています。

葉酸

葉酸は妊娠中や授乳中に、特に不足しないよう摂取したい栄養素です。葉酸を不足なく摂取することは、胎児の発育や、皮膚や粘膜の健康にもつながります。美味しいいちごで補給できるのはうれしいですね。

アントシアニン

老化などの原因ともなる活性酸素によるダメージを防ぐ、抗酸化作用があります。皮膚や粘膜を丈夫にする、免疫力の強化、アンチエイジング効果などが期待できます。

食物繊維

いちごは食物繊維が豊富で、特に水溶性食物繊維のペクチンが多く含まれています。水溶性食物繊維は、水分が不足している便を柔らかくして排便を促す効果があるとされています。

便秘はダイエット中の悩みになることもありますよね。フルーツは糖分が含まれているので食べないようにしようと考える方もいるかもしれませんが、いちごは比較的、糖分が少なめです。ダイエット中でもおすすめの食材ですので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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キシリトール

野菜や果物に含まれる甘味料で、砂糖よりもカロリーが低いのですが、糖度は変わらないという性質を持っています。キシリトールは虫歯をつくりにくくする甘味料とも呼ばれており、虫歯予防効果が期待できます。

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いちごのおすすめレシピ

いちごの栄養を効率よく食べるために

いちごに含まれているビタミンCは、水に溶けやすいだけでなく加熱することでも壊れてしまいます。より多くのビタミンCを取りたい方は、いちごは加熱せずにそのまま食べたり、飾りつけに使うと◎

いちごたっぷり!ミルクジェラート

ピンク色の見た目がとてもかわいらしいジェラートのレシピです。いちごはつぶして使うので、少し傷んでしまったり、形の悪いいちごでも使えますよ。

▶「いちごたっぷり!ミルクジェラート」の作り方を見る

ゴロゴロいちごソースのヨーグルトプリン

甘みと酸味のバランスが絶妙!食物繊維が豊富ないちごと、ヨーグルトの乳酸菌でお通じ改善も期待できる一品です。

▶「ゴロゴロいちごソースのヨーグルトプリン」の作り方を見る

いちご豆乳甘酒

美肌効果が期待できるビタミンCが豊富ないちご、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをする大豆イソフラボンが豊富な豆乳、エネルギー代謝を促すビタミンB1が豊富な甘酒を使った、栄養価の高いドリンク。お好みで温めても美味しいですよ。

▶「いちご豆乳甘酒」の作り方を見る

まとめ

見た目もかわいく、甘くて美味しいいちごを食べることで美肌や便秘解消効果が期待できるなんて、うれしいですよね♪また、いちごは切ったり皮をむいたりせずにそのまま食べられるので、忙しい家事の合間などにもパクっと一口ビタミン補給できますよ。ぜひ旬のいちごを堪能してみてくださいね!

【参考文献】
・JETRO/日本産食材ピックアップ/イチゴ(https://www.jetro.go.jp/agriportal/pickup/strawberries.html)閲覧日:2021年1月10日
・農林水産省/いちごのあれこれ豆知識(https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1912/spe1_02.html)閲覧日:2020年1月10日
・JAグループ/とれたて大百貨/イチゴ(https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=27)閲覧日:2021年1月10日
・健康長寿ネット/栄養素(https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-c.html)閲覧日:2021年1月13日

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