【小麦粉と何が違うの?】米粉の特徴とおすすめおやつレシピ3選

【小麦粉と何が違うの?】米粉の特徴とおすすめおやつレシピ3選

最近は「米粉」で作った商品をよく見かけるようになりましたね。今回は米粉の栄養、味、特徴などを解説し、米粉の魅力に迫ります。米粉を使ったおすすめレシピも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

米粉って?

昔よりも製粉技術が向上した!

米粉とは、その名の通りお米の粉のことを言います。うるち米から作ったものには上新粉や上用粉、もち米から作ったものに餅粉や白玉粉などがあり、昔から和菓子などに多く使われてきました。

最近では、「米粉のパン」や「米粉のパスタ」などよく聞くようになりました。製粉技術が向上したことにより、従来よりも細かい粉を作り出すことが可能になり、小麦粉と同じようにパン、麺、その他いろいろな料理に使うことができるようになったのです。

米の消費量アップに期待!

日本では、年々米の消費量が減り、昭和37年ごろに比べると半分以下にまで減りました。今後も高齢化に伴い、さらに消費量が減少していくことが予想されています。米粉の新しい使い方を開発し、米粉を使った商品の需要を拡大することで、米の消費量が増えることが期待されています。

米粉の栄養

米粉のエネルギー

米粉と薄力粉のエネルギーをそれぞれ100gあたりで比べてみると、米粉が356kcal、薄力粉(1等)が349kcal、強力粉(1等)が337kcalです。米粉は小麦粉より少しだけカロリーは高くなっています。

その他の栄養素

米粉には米と同様に、主に炭水化物が多く含まれています。その他たんぱく質、脂質、カリウム、リンなどが含まれます。通常の精白米に比べて玄米はビタミンB1やビタミンEが多く含まれます。

玄米を使った玄米粉も開発されているため、それらには玄米が持つ栄養素も多く含まれています。玄米粉を使った商品は、栄養素の付加価値をつけることにつながっています。

アミノ酸スコアがすばらしい!

たんぱく質は、たくさんの種類のアミノ酸が結合して作られています。アミノ酸の中には体内で作ることができず、食事から摂らなくてはいけないアミノ酸があり、これらを必須アミノ酸と言います。

この必須アミノ酸が適切な割合で含まれている食品ほど「アミノ酸スコア」が良いと評価されます。米粉のアミノ酸スコアはとても優れていて、小麦粉よりも値が良いのが特徴です。

米粉のここが魅力!

米粉の味と食感

米粉を使ったパンや麺などは、小麦粉を使ったものよりも、もちもちっとした食感になります。お米を主食として育った私たちは、この食感が好きな人が多いですよね。また、米粉を使った料理や加工食品はほんのり甘い味になるのが特徴です。

揚げ物のカロリーが抑えられる!

揚げ物の衣を小麦粉か米粉でつけて、油を吸う量を比較した場合、米粉の方が少なくなることが、試験や研究などからわかっています。油はとてもカロリーが高いので、吸油率が少ないと料理のカロリーがぐっと抑えられます。また、サクサク感が長く続く特徴もあり、米粉は揚げ物のデメリットを解消してくれるのです。

調理の作業性が良い!

小麦粉の場合、ダマになりやすい性質があります。そのため、料理やお菓子作りに使う際は、粉をふるったり、少しずつ液体と混ぜ合わせたりし、注意しながら作業する必要がありました。しかし、米粉の場合はダマにならないので、簡単に作業できる手軽さがあります。

みんなが食べやすい!

食物アレルギーの原因となる食物には、乳・卵などの他に小麦粉も多くを占めています。小麦アレルギーの人はパンや麺を始め多くのものが食べられません。しかし、米粉を使った商品が増えることで食べられるものが増え、大変喜ばれているようです。

また米粉には、小麦粉に多いたんぱく質の1種のグルテンが含まれていません。グルテンを摂ったときに異常な反応が起きるセリアック病という、欧米に多い病気の対策にもなると期待されています。

こんなレシピもある!おすすめ米粉のおやつ

もちふわ食感!米粉の黒糖蒸しケーキ

小麦粉を使って作る蒸しパンよりも、もっちりとしていて重さがあるので、満足感たっぷりです。1つのボールに材料を混ぜ合わせ、カップに入れて蒸すだけなので、手軽に作ることができます。

▶「もちふわ食感!米粉の黒糖蒸しケーキ」レシピはこちら

米粉とココアのヘルシークッキー

小麦粉もバターも使わないクッキーです。ココア味にすることで子供から大人まで大好きな味に仕上がります。焼いた後、しっかり冷ましてから食べるとサクサクとした食感になります。

▶「米粉とココアのヘルシークッキー」レシピはこちら

米粉のもっちりグルテンフリーパン

米粉のもっちり食感が楽しめるパンです。材料を混ぜ合わせて、レンジ加熱するだけで作れるため、材料さえ準備しておけば、いつでも簡単に作ることができます。ぜひ挑戦してみてくださいね。

▶「米粉のもっちりグルテンフリーパン」レシピはこちら

まとめ

米粉はおいしくて魅力たっぷり

米粉の魅力を知ったら、米粉を使ったものが食べたくなってきましたね。小麦粉のかわりに料理にもぜひ使ってみてください。まずはおすすめのおやつ3選から作ってみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
・農林水産省/政策統括官/米(稲)・麦・大豆/広がる!米粉の世界
(https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/komeko/#meguji)/ 閲覧日:2021年3月16日
・日本米粉協会/米粉とは
(https://www.komeko.org/what/) 閲覧日:2021年3月16日

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