【高級食材の魅力が知りたい!】くるまえびの栄養とおすすめレシピ

【高級食材の魅力が知りたい!】くるまえびの栄養とおすすめレシピ

高級食材として使われるくるまえびは、お正月やお祝いの席などで食べることが多いですよね。今回は、そんなくるまえびの栄養と、おすすめレシピをご紹介します。

2021年08月01日

そもそもえびってどんな食材?

えびの多くが高級食材!

えびは熱帯から寒帯にまで広く分布していて、3000種類ほどいると言われています。その中でも、日本で食用として食べられているのが20種類ほどです。代表的なものにくるまえび、いせえび、あまえび、ブラックタイガー、しばえびなどがありますが、多くが高級水産物として利用されています。

えびは縁起ものとされている

腰の曲がったえびの形がお年寄りを連想させることから、えびは長寿の象徴とされています。また、火を通すと赤くなることから縁起ものとされ、お祝いのときの食事やお正月などに多く使われています。

くるまえびってどんなえび?

くるまえびの特徴

くるまえびは、全長が約20cmで、頭から尾にかけて薄茶色の縞の模様が入っているのが特徴です。腰を曲げた形とこの縞模様が、車輪のように見えることから、くるまえびという名がついたと言われています。

くるまえびの旬

くるまえびの旬は、天然のものは6~8月にかけての夏。養殖のものは秋から冬にかけてです。最近では天然のものは手に入りにくくなり、養殖のものが出回ることが多くなりました。

くるまえびは需要が高い!

くるまえびは肉質が締まっていて、甘みとうまみが強く、味が良いため、需要の高いえびです。天然のものだけでなく、養殖のものも高値で取り引きされることが多い食材です。

くるまえびの栄養

たんぱく質が豊富

くるまえびは、低脂肪・高たんぱく質の食材です。ダイエット中など、カロリーを抑えたいときのたんぱく源としておすすめです。 たんぱく質は糖質、脂質と共に3大栄養素の1つで、からだのエネルギー源になります。また、筋肉、臓器、皮膚などからだを構成する基本の成分です。丈夫なからだをつくるための、大切な栄養素です。

くるまえびにはタウリンが豊富!

くるまえびにはアミノ酸の一種のタウリンが多く含まれています。タウリンは肝機能を高めたり、血圧を下げたりする働きがあるとされ、効果が期待されています。栄養ドリンクの成分としても多く使われています。 タウリンは水溶性のため、水に溶けだしやすい性質がありますが、熱には強いのが特徴です。そのため、スープや鍋にして汁ごと食べると、効率よくタウリンを摂ることができます。

赤くなるのはアスタキサンチン

くるまえびを加熱すると赤くなるのは、色素成分のアスタキサンチンによるものです。アスタキサンチンはカロテノイド系の抗酸化物質で、活性酸素の働きを抑えます。活性酸素は、増え過ぎると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化や免疫力の低下につながります。これらを予防するためにも大切な成分です。

くるまえびのおすすめレシピ

香りエビのサクサクトースター焼き

エビにスパイスをつけてトースターで焼いた、シンプルなメニューです。くるまえびの甘みと身の締まった食感が味わえる、おすすめメニューです。 ▶「香りエビのサクサクトースター焼き」レシピはこちら

フライパンで作る本格パエリア

くるまえびを使って炊いた本格パエリアです。くるまえびのうまみと栄養成分を丸ごと食べられます。パーティーのときにもおすすめですよ。 ▶「フライパンで作る本格パエリア」レシピはこちら

アスパラのベーコン巻き

少量の調味料だけ使い、くるまえびの甘みを生かしています。お酒と一緒に食べるのもいいですね。 ▶「アスパラのベーコン巻き」レシピはこちら

まとめ

特別な食材は食事に気持ちが込められる

日常の食事にはなかなか使うことができませんが、お祝いの席やパーティーなどのときには、ぜひ使ってみてください。特別な気持ちが食事にも込められるのではないでしょうか。ぜひくるまえびの美味しさを、たくさんの人と楽しんでみてくださいね。 【参考文献】 ・栄養素の通になる/女子栄養大学教授 上西一弘/女子栄養大学出版部/2018年3月発行 ・食材事典/廣田孝子/株式会社学研プラス/2019年11月第3版発行

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著者

原 美香(管理栄養士)

食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中! 生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!


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