【春到来!】菜の花の栄養と管理栄養士おすすめレシピ

【春到来!】菜の花の栄養と管理栄養士おすすめレシピ

これから旬を迎える「春野菜」。中でも、鮮やかな緑色に黄色のかわいらしい花が特徴の菜の花は、含まれるビタミンCの量が野菜の中でもトップクラスとされています。今回は、菜の花の栄養と、管理栄養士がおすすめするレシピをご紹介いたします!

2024年02月26日

菜の花の豆知識

菜の花は一種類ではない

「菜の花」と聞くと黄色い花を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は他にも春に花を咲かせる大根やチンゲン菜、小松菜などの花も「菜の花」といいます。これらは、アブラナ科アブラナ属に属する花です。さらにその中から、観賞用の花、菜種油用のナタネ、食用のナバナに分けられます。

菜の花の歴史

菜の花は別名油菜(アブラナ)とも呼ばれ、原産地は西アジアから北ヨーロッパといわれています。日本には弥生~奈良時代に伝わり葉物野菜として栽培され、江戸時代には燃料として「菜種油」での利用が多くなったとされています。

菜の花の栄養

ビタミンC

菜の花の中で、最も注目されているのがビタミンCで、野菜の中でもトップクラスの含有量とされています。ビタミンCは、強い抗酸化作用があるため、免疫力を向上させる効果が期待できます。また、コラーゲンの生成にも必要な栄養素ですので、お肌にも嬉しい食材です。

β‐カロテン

緑黄色野菜の代表的なビタミンである「β‐カロテン」。このβ‐カロテンには活性酸素の発生を抑え、取り除く作用があるとされています。また、皮膚や粘膜の健康を維持する効果も期待できます。

葉酸

菜の花には、葉酸も多く含まれています。葉酸は水溶性ビタミンで、ビタミンB群に属しています。ビタミンB12とともに赤血球の生産を助けるビタミンです。また、細胞の生産や再生を助ける作用もあり、特に妊娠前~妊娠初期に葉酸を十分摂取することで、胎児の先天性異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らす効果があるとされています。

菜の花の選び方と保存方法

おいしい菜の花の選び方

おいしい菜の花は、つぼみが硬く、開く前のものが○。葉や茎の色が鮮やかで、切り口がみずみずしいものがおすすめです。

保存方法のポイント

テープなどで束ねられている場合は、外します。湿らせたキッチンペーパーで包むと、野菜室で2~3日は保存することができます。

菜の花を使ったおすすめレシピ3選

菜の花とあさりのお浸し

あさりのだし汁をたっぷり吸った、菜の花のお浸しです。菜の花と同じく、春が旬のあさりも楽しんでみてはいかがでしょうか。 「菜の花とあさりのお浸し」のレシピはこちら!

菜の花の春ペンネ

菜の花を使った、春の香りかおるパスタはいかがでしょう。β‐カロテンは脂溶性のビタミンなので、オリーブオイルとの相性も◎! 「菜の花の春ペンネ」のレシピはこちら!

鶏ひき肉と菜の花の豆腐ハンバーグ

牛や豚に比べて低脂質な鶏肉のハンバーグです。菜の花は、ハンバーグの具として活用することで、小さいお子様にも喜んで食べてもらえます♪ 「鶏ひき肉と菜の花の豆腐ハンバーグ」のレシピはこちら!

まとめ

旬の菜の花を楽しもう

いかがでしたか。春の到来を感じさせる菜の花を、ぜひ楽しんでみてくださいね♪ 【参考文献】 文部科学省「食品成分データベース」 https://fooddb.mext.go.jp/

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著者

山田 みゆき(管理栄養士)

大学卒業後、管理栄養士を取得。高齢者施設に入職し、給食管理・栄養管理を行う。現在はオンラインでの食事指導やコラム執筆にも携わる。二児の母となり、日々の食事の大切さを改めて実感。「おいしく食べて健康に」をモットーに、食事の楽しさ、栄養の大切さをお伝えしていきます。


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