【夏のポッコリお腹に要注意!】「夏太り」の原因かもしれない食べ物とは?

【夏のポッコリお腹に要注意!】「夏太り」の原因かもしれない食べ物とは?

夏のお悩みといえば、夏バテなどの体調不良や夏太りではないでしょうか?これらは夏によく食べている食べ物が関わっているかもしれません…。今回は夏に【注意すべき食べ物・おすすめの食べ物】について管理栄養士が簡単にお伝えしますので、是非参考にしてみてください♪

注意すべき食品①:『そうめん』

糖質が多く、夏太りの原因に…

そうめんは手軽に作ることができるうえに、のど越しが良くて暑い夏にはすごく食べやすい料理ですが、原材料は小麦粉なので糖質が多い食品です。そうめん(乾)2束が一人前の分量となり、エネルギー量はおよそ343Kcalです。大盛りのご飯(200g)で約336kcalなので、そうめん一人前と大盛りのご飯のエネルギー量はほぼ同じ位の計算になります。さらに、そうめんだけの食事では糖質に偏ってしまい、栄養のバランスが悪くなってしまいます。糖質が多い食品を摂りすぎると、脂肪となって体に蓄積されて太る原因にもなるので注意しましょう。

高GI値の食品

そうめんは糖質が多いため、血糖値が上がるスピードを数値化した「GI値」が高い食べ物です。血糖値を上昇させやすい糖質をたくさん食べると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に分泌さます。しかし、インスリンは脂肪を作り、脂肪細胞の分解を抑制する働きもあるため、インスリンが大量に分泌されて過剰になった糖は、脂肪に変えられてしまうことから肥満の原因になります。

食事のポイント

夏太り予防のためには、「糖質のみの食事にならないこと」や「血糖値を急激に上げないこと」がポイントです。食事は「主食」のそうめんやご飯、パンなどの糖質だけでなく、たんぱく質が多い肉類、魚介類、卵、大豆製品など「主菜」のおかずとビタミン類、ミネラル類、食物繊維が多い野菜類、きのこ類、海藻類などの「副菜」のおかずを組み合わせましょう!さらに、野菜のおかずから先に食べたりと食べ方の順番を工夫すると血糖値の急上昇を抑えることができますよ。

▶【麺太りに要注意!】管理栄養士が「そうめん」の太らない食べ方のコツを伝授!

注意すべき食品②:『アイスクリーム』

夏バテなど体調不良の原因に

暑い夏は冷たいものを食べがち。しかし、冷たいものばかり摂っていると、胃腸に負担がかかってしまうので胃腸の働きが悪くなり、食べ物の消化・吸収が悪くなり、食欲も低下してしまいます。さらに、冷たい食べ物や飲み物だけでなく、冷房などで夏でも意外と体を冷やしてしまいがちです。体温が低下すると免疫力が低下してしまうので、夏バテや夏風邪など体調を崩しやすくなります。

アイスの甘さの秘密

溶けたアイスを食べたら、かなり甘く感じたという経験はありませんか?実は、冷たいアイスは甘みを感じさせるために甘味を強くしています。これは、甘味を強く感じる温度に関係があります。甘味は人の体温程度で強く感じるのですが、それより温度が高いことや低いことで甘さを弱く感じてしまいます。冷たいアイスでおいしく感じるためには、甘みを強くする必要があるので、砂糖など甘味料を多めに使っていることが多いのです。糖質量も多いので、食べるぎると夏太りの原因にもなりますよ。

依存していまいがち

食事や甘い物食べると、体内の血糖値が上昇します。糖質が多い物のみを摂取すると、血糖値が急激に上昇してインスリンが一度に大量に分泌されます。このような状態になると脳が空腹であると勘違いし、甘いものをまた食べたくなるという悪いサイクルになってしまいます。このような状態になると甘い物に依存してなかなかやめられなくなる可能性があります。

アイスなどの冷たくて甘いものは夏バテ、夏太りの原因の一つになります。食べるなら小さめのサイズを選んだり、糖質オフのアイスも売っているので選び方も工夫しましょう。

▶【夏に太らないための秘密】ダイエット中でも太らないアイスの選び方があった!?

おすすめ食品①:『豚肉』

夏バテ予防するには?

暑い夏はたくさん汗をかいて水分だけでなく、ミネラル類などの栄養素も失われてしまうのでこまめに補う必要があります。暑い時期はいつも以上に体力が奪われ、疲れが溜まると体のだるさを感じやすくなります。夏バテを予防するにはスタミナをつけること、疲れをとること、バランスの良い食事をとることが大切です。

豚肉が大活躍!

夏バテ解消におすすめなのが豚肉です。豚肉の主な栄養素であるたんぱく質は元気なからだを作るために必要です。たんぱく質は筋肉や内臓、骨、血液、ホルモンなど体を作る材料になります。また、食事を摂ると代謝によって熱エネルギーが生じるのですが、たんぱく質は糖質や脂質に比べて熱エネルギーが一番大きく、体を温めてくれたり、免疫力を高める効果が期待できます。このほか、豚肉には水溶性ビタミンであるビタミンB1が豊富。ご飯やパン、麺類などに豊富な糖質を分解して十分なエネルギーを効率よく作られるので体を元気にし、体内に乳酸などの疲労物質がたまるのを防いでくれます。

にんにくも一緒に「豚肉のスタミナ炒め」

にんにくの匂い成分である「アリシン」はビタミンB1の吸収をよくしてくれるので、糖質の代謝をよくしてくれます。にんにくは小さく切ったり、潰したりすることでアリシンの効果がより期待できますよ。

▶「豚肉のスタミナ炒め」レシピはこちら

おすすめ食品②:『お酢』

疲れをとってスッキリ

お酢には酢酸やクエン酸などの有機酸がたっぷり含まれています。特にクエン酸は糖質の代謝を助けて、体内に乳酸などの疲労物質がたまるのを防ぐ効果があると言われおり、夏バテ予防に役立ちます。

血糖値の上昇が穏やかに

食事をすると血糖値は上昇します。糖質に偏った食事をとると血糖値が急上昇し、インスリンが血液中の糖を取り込んでエネルギーに変えていきますが、ここでエネルギーとして利用しきれなかった糖は、脂肪に変わって蓄積されます。お酢には、食後の血糖値上昇を緩やかにする働きが期待されており、脂肪をつきにくくしてくれるため、夏太り対策に役立ちますよ。

食欲がないときに「わかめときゅうりの酢の物」

お酢には食欲増進効果があるので食欲がない夏にもおすすめ。料理に利用したり食後にドリンクなどで飲んだりするのが効果的です。酢の物などさっぱりとした味わいになるので、食欲がないときでも食べやすくておすすめですよ。作り置きしておいてもいいですね。

▶「わかめときゅうりの酢の物」レシピはこちら

まとめ

いかかでしたか?夏バテ、夏太りなどを防いで暑い季節を元気に過ごすためにはしっかりと体調管理することが大切です。注意したい食品を控えめにすることを心がけ、おすすめしたい食品を上手く取り入れて暑い夏を元気に楽しく乗り切りましょう♪

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