【管理栄養士が解説】食べていないのにやせない理由2つ

【管理栄養士が解説】食べていないのにやせない理由2つ

『ダイエット=カロリーを抑える』『出来るだけ食べない…』というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?しかし、食べないダイエットは逆に太りやすくなってしまう原因になる恐れがあります。そこで今回は、食べないダイエットで太ってしまう理由を管理栄養士が解説します!

食べてないのにやせないのはなぜ?

1.食べる量を減らす=必要な栄養素が不足してしまう

やせるためにカロリーを抑えることはとても大切です。しかし、カロリーを抑えることだけを意識しすぎるとキレイにやせるために必要な栄養素が不足してしまいます。

例えば、筋肉の材料となるたんぱく質が不足すると筋肉量が落ち、代謝が悪くなりやせにくく太りやすい体質になってしまいますし、ビタミン・ミネラルが不足すると体調を崩しやすくなったり、代謝が上手くいかず太りやすい体質を作ってしまうのです。

2.炭水化物や脂質を抜く

ダイエットの大敵と思われがちな炭水化物や脂質ですが、実は大切な役割があります。

・炭水化物
エネルギー源となる栄養素なので、減らし過ぎると身体が危機感を感じ、少ないエネルギーでも生命維持が出来るような、いわゆる「省エネ体質」になってしまう可能性があります。

・脂質
細胞膜の材料となるため、減らし過ぎると肌の乾燥や髪のパサつきにつながり、キレイに痩せるとは程遠くなってしまいます。また、β-カロテンやビタミンEなどの抗酸化ビタミンは脂溶性なので、油を摂らないと吸収効率が下がってしまいます。

このため、炭水化物や脂質も減らし過ぎると、綺麗にやせるダイエットには逆効果になってしまう可能性があります。つまり、「カロリーを抑えつつ、必要な栄養素を摂れる食事」がダイエットにとって最も理想的な食事と言えますね。

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「必要な栄養素を摂れる食事」とは?

「必要な栄養素を摂れる食事」とは、いわゆる栄養バランスの良い食事の事です。ダイエットプラスのダイエットでは、栄養バランスの良い食事の目安として手ばかりをお勧めしています。

手ばかりとは、自身の手を使い適量をはかる方法です。手の大きさは体格によって異なるためカロリー計算をしなくても自分の適量を把握しやすいですし、場所を問わずチェックする事が出来る点も嬉しいですね。

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手ばかりを使っていつでもバランスチェック!

主食は軽く握ったこぶし1個分

主食とは、ご飯や麺、パン、イモ類などエネルギー源となる炭水化物を多く含む食品です。1食あたりの適量は手ばかりで「軽く握ったこぶし1個分」の量が目安となります。

主菜は指を含まない手の平1枚分

主菜とは、肉や魚、卵、大豆製品、乳製品など、筋肉などの材料となるたんぱく質を多く含む食品です。1食あたりの適量は手ばかりで「指を含まない手の平1枚分」の量が目安となります。

副菜は両手一杯分

副菜とは、野菜や海藻、きのこ類など代謝をサポートするビタミン、ミネラル、食物繊維などを多く含む食品です。1食あたりの適量は、生の状態でしたら「両手一杯分」ですが、加熱するとかさが減るので「片手山盛り」が目安となります。

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「食べないダイエット」ではなく、「必要な栄養素をとるダイエット」を行いましょう!

いかがでしたか?食べる量を極端に減らしたり、低カロリーな物だけを食べるような極端な食事制限は、代謝が落ちて太りやすくなってしまうだけでなく、肌荒れや髪のパサつきなどの原因となり、綺麗にやせるダイエットとは程遠いものになってしまいます。

食べないダイエットは卒業し、手ばかりを活用して必要な栄養素を摂れるダイエットを目指しましょう!

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