【日本古来の栄養ドリンク】甘酒をダイエットに賢く取り入れるポイント

【日本古来の栄養ドリンク】甘酒をダイエットに賢く取り入れるポイント

お正月に神社で振る舞われる甘酒。寒い冬にはあつあつの甘酒が体をじんわりと温めてくれます。また、「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が豊富な点が注目され、甘酒がダイエットに効くと話題にもなりました。そこで今回は、甘酒のダイエット効果について解説します!

まずは甘酒について知ろう!〜発酵食品の甘酒〜

甘酒には2種類ある!

甘酒には米麹から作った米麹甘酒と、酒粕から作る酒粕甘酒の2種類があります。この2種類は材料が違うため、アルコールの含有量と甘さが異なりますが、発酵食品であるという点では米麹甘酒と酒粕甘酒に違いはありません。

米麹甘酒

材料となる米麹は蒸したお米に麹菌を振りかけて、麹菌を繁殖させて発酵させたものです。私たちが普段口にしている味噌や醤油、みりんなども米麹が使われています。

米麹を使っているのでアルコールは含まれていません。また、原材料のお米に含まれるデンプンが米麹によって分解されブドウ糖になるため、砂糖を使わなくても甘いという特徴があります。

酒粕甘酒

材料となる酒粕は日本酒を作る際に出る絞かすのため、8%程のアルコールを含んでいます。また、酒粕には甘みがないため、飲みやすくするために砂糖やはちみつなどの甘みが加えられます。米麹甘酒と違い自然な甘みはありませんが、酒粕の香りを楽しむことができます。

ちなみに、酒粕甘酒は酒粕を水で希釈して作りますので、市販されている飲料はアルコール度数1%未満で清涼飲料水に分類されます。しかし、0%ではないため、妊娠中や授乳中、お子様、車を運転される方は米麹甘酒をおすすめします。

甘酒ダイエットは効果があるの?

飲むだけではやせない

甘酒を飲むとやせるといった情報が出ていますが、残念ながら甘酒を飲めばやせるといった正確な根拠はありません。また、1食置き換えるダイエット法もありますが、こちらに関しても甘酒によって体重が減るという正確な根拠がありません。

甘酒1杯のカロリーは食パン8枚切り1枚分と同じ

甘酒1杯(200g)あたりのカロリーを見ていきましょう。米麹甘酒だと約160kcal、酒粕甘酒だと約150kcalとカロリーは米麹・酒粕ともに大差はありません。
(※酒粕甘酒は酒粕30g、砂糖20g、水170gで計算)

参考までに、他の飲料のカロリーをご紹介します。
◎普通牛乳(コップ1杯):約130kcal
◎100%オレンジジュース(コップ1杯):約90kcal
◎コーヒー牛乳(コップ1杯):約80kcal
◎ビール(350ml缶1本):約140kcal

ご覧の通り、甘酒1杯あたりのカロリーは決して低くありません。ちなみに、甘酒1杯あたりのカロリー(150〜160kcal)は食パン1枚分のカロリーと同じです。

甘酒はダイエットのサポートで使う!

甘酒を飲むだけでのダイエット効果を期待するのではなく、栄養価が高く発酵食品である甘酒はダイエットをサポートする目的で使うことがおすすめです。

甘酒を賢く使うには?

間食を甘酒に置き換える

食事と食事の間に食べる間食は1日200kcal程度が適量であると言われています。間食としてよく食べられているプリンやアイス、まんじゅうなどは200kcalを超えてしまうことに加えて、栄養成分のほとんどが糖質です。

しかし、甘酒なら200kcal以内に抑えられ、かつ代謝をサポートしてくれるビタミンB群やアミノ酸が豊富に含まれています。間食として甘酒を取り入れるのであれば砂糖を使用していない米麹甘酒がおすすめです。

料理に活用する

自然な甘みがある米麹甘酒は砂糖の代わりとして料理に使うこともできます。さらに米麹甘酒には食物繊維とオリゴ糖が豊富に含まれていますので、料理に使うことで腸内環境を整えてくれる作用があります。

飲む以外にも使える!甘酒レシピ

鶏としめじのトマト甘酒煮

トマトジュースと甘酒は相性が良いって知っていますか?シンプルな味付けでも甘酒が加わることで風味が増して美味しさアップ。

▶「鶏としめじのトマト甘酒煮」のレシピはこちら!

ささみと人参の甘酒レモンサラダ

甘酒とレモン果汁でさっぱりとしたドレッシングに!材料に記載されている以外の野菜でも相性バッチリ。

▶「ささみと人参の甘酒レモンサラダ」のレシピはこちら!

ゆずと甘酒のレアチーズケーキ風

1人分102kcalとダイエット中には嬉しいヘルシーデザート!甘酒を使用してシュガーフリー。

▶「ゆずと甘酒のレアチーズケーキ風」のレシピはこちら!

まとめ

甘酒でダイエットをサポートしよう!

甘酒は飲めばやせるというわけではなく、ダイエットで賢く活用することが重要なポイントです。スーパーではたくさんの種類の甘酒が販売されていますが、甘酒には米麹甘酒と酒粕甘酒がありますので自分に適したものを購入しましょう。

また、最近では発酵食品が注目を集めており、麹や酒粕がスーパーでも販売されて手軽に購入することができますので、自分で甘酒を手作りしてみても良いですね。

甘酒の特徴を理解した上で、上手に活用していきましょう!

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