【食感も楽しい】たらこの栄養素とおすすめレシピ3つ
みなさん「たらこ」は好きですか?あたたかいごはんのお供にピッタリで、とってもおいしいですよね。でも「たくさん食べて大丈夫?」と心配している方もいるのでは?今日はたらこの栄養についてと、たらこのおすすめレシピを紹介します!
2020年01月09日
たらこって何の卵?
たらこはたらの子
すけとうだらの卵巣を塩漬けにしたものがたらこです。つまり名前の通りたらの子です。この卵巣を辛子の入った調味液に漬けたものが辛子明太子です。たらこは淡い黄色をしていますが、着色料で鮮やかな赤い色をしているものが多く売られています。
たらこの栄養
たらこのカロリー
たらこは100gあたり140kcalです。イクラが100gがあたり272kcal、かずのこが100gあたり162kcalなので、魚卵の中では比較的カロリーが低い方になります。
からだをつくる「たんぱく質」が豊富!
たらこには卵が育っていくための栄養素がたくさん含まれていますが、中でもたんぱく質が豊富です。たんぱく質は私達の筋肉、内臓、皮膚などからだをつくる成分になります。その他、ホルモンや酵素などの成分にもなるので、からだの機能を働かせるためにも大切です。
脂質の代謝を助ける「ビタミンB2」が豊富!
たらこにはビタミンB群が含まれ、中でもビタミンB2が多く含まれます。ビタミンB2は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝を助ける働きをしています。中でも脂質の代謝のときにたくさん使われるので、効率よく燃焼してからだに蓄積させないためにも、ビタミンB2は重要です。
ストレスに強くなる「パントテン酸」が豊富!
たらこにはビタミンB群の1つであるパントテン酸が多く含まれます。パントテン酸は、からだがエネルギーを作り出すときの代謝を助ける働きをします。 その他、ホルモンの働きも助けます。中でもストレスへの耐性を高めるホルモンに関わるので、パントテン酸はストレスに強くなるからだ作りにも重要です。 【毎日の食事でケアしよう】ストレスを感じたら摂りたい栄養素って?
活性酸素を抑える「ビタミンE」が豊富!
たらこにはビタミンEが含まれますが、ビタミンEは、活性酸素の働きを抑える抗酸化ビタミンの1種です。活性酸素は過酸化脂質を作り出し、これが老化、免疫力低下、動脈硬化を起こしやすくします。ビタミンEは、この活性酸素を抑える働きがあります。
1回でどのくらい食べてる?
たらこは食事の楽しみとして食べましょう
たらこは2本で1腹と数えますが、大きいものでは1腹100g程度あります。中ぐらいのもので70g~90g程度になります。 たらこは塩漬けにしている分、塩分が100gあたり4.6gも含まれます。「日本人の食事摂取基準」では食塩相当量の目標量を、男性で8g未満、女性で7g未満としているため、1腹食べてしまうと1日の半分以上もの塩分を摂ってしまうということです。 また、たらこには塩分だけでなく、コレステロールも多く含まれます。1回で1本食べてしまうことがないように、料理の味付けとして使ったり、食事の楽しみとして、箸休めに食べるようにしましょう。 【都道府県ランキング】食塩摂取量の多い長野県の取り組みとは?
おすすめレシピ
タラの親子ムニエル
たんぱくな味のタラに、たらこのソースでコクと塩味を加えています。ソースの淡いピンク色が、見た目にもかわいいです。低カロリーの魚メニューですが、満足感のある1品です。 ▶「タラの親子ムニエル」レシピはこちら
人参とエリンギのたらこ和え
たらこが調味料になるのでとっても簡単。栄養価の高いにんじんをたらこで美味しく食べられます。 ▶「人参とエリンギのたらこ和え」レシピはこちら
野菜たっぷり!たらこのスパゲッティ
野菜がたっぷり摂れるスパゲッティです。たらことバターでコクを出したボリューム満点の1品です。 ▶「野菜たっぷり!たらこのスパゲッティ」レシピはこちら
まとめ
いかがでしたか?
あまり食べ過ぎないように注意しながら、おいしく食べて、たらこの栄養素もたっぷりいただきましょう!
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著者
原 美香(管理栄養士)
食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中!生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!