【酢の物だけじゃもったいない!】もずくの栄養効果とおすすめ活用レシピ

【酢の物だけじゃもったいない!】もずくの栄養効果とおすすめ活用レシピ

ツルッとした喉ごしがクセになるもずくは、カロリーが低くダイエットの際には魅力的な食材ですよね。そんなもずくですが、酢の物以外にも毎日の料理に活用することができます!今回はもずくの栄養効果と、酢の物以外での活用レシピをご紹介します。

2020年05月18日

もずくの基礎知識

海藻にくっついて育つ

もずくは海に生息している海藻の一種です。他の海藻に付着して生息しているため、「藻に付く」という意味から、もずく(藻付く)という名前になったそうです。また、もずくは漢字で「水雲」「海雲」と書きます。海の中でゆらゆらとした動きをしていることが、もずくの漢字の由来だとされています。

もずくのほとんどが沖縄産

日本国内でのもずく生産量のうち90%以上が沖縄県です。もずくのほとんどが養殖によるものであり、収穫時期は4月から6月です。ちなみに、収穫時期を消費者にPRするために、沖縄で生産量が一番多い勝連町が平成15年にも4月の第3日曜日をもずくの日として宣言し、制定されています。

もずくの種類

太もずく

スーパーなどで販売されているもずくのほとんどが、太もずくで、別名「オキナワモズク」ともよばれています。1.5mm〜3.5mmと他のもずくに比べて太く、中が空洞になっており、柔らかくツルッとした口当たりが特徴です。

岩もずく

主に日本海沿岸に分布し、別名「石もずく」ともよばれています。岩や石に張り付いて生息しており、ぬめりが少なく、シャキッとした歯ごたえが特徴です。

糸もずく

太さが1mm以下と細く、別名「絹もずく」ともよばれています。ヌメリ成分が表面についているため、他のもずくに比べてヌメリが強いのが特徴です。

もずくの栄養面での魅力

低カロリー

もずくは低カロリーな食材であることが魅力のひとつです。一般的に食べられているオキナワモズクは1食分(約40g)で2kcal、調味液で味付けされて販売されている商品だと1パック25〜30kcalと、ダイエット中の方には強い味方ですね。

食物繊維

食物繊維の中でも、もずくは水溶性食物繊維を多く含んでいます。ヌルヌルとしたもずく独特のヌメリは、水溶性食物繊維のフコダインによるものです。 水溶性食物繊維は、余分なコレステロールを包み込んで体の外へ排出してくれる働きがあります。また、水溶性食物繊維は肥満を予防したり、アレルギーを改善したりする効果がある、短鎖脂肪酸を腸内で作り出します。

カリウム

もずくには、体内で不要な塩分(ナトリウム)を排出してくれる働きのあるカリウムが多く含まれています。そのため、高血圧を予防したり、改善する効果があります。カリウムは運動をするなどして汗をかくと、汗とともに体から失われてしまいます。 運動をすると足がつる原因のひとつにカリウム不足がありますので、ダイエットなどで体を動かす機会の多い方は、カリウムを積極的に摂りましょう。

もずくのおすすめレシピ3選

もずく酢しゃぶしゃぶ【228kcal】

ゆでた豚肉をもずく酢で和えるだけで、メインになる一品。すでに味付けがしてあるもずく酢は、そのまま食べる以外にも、様々な料理に活用できます♪ 「もずく酢しゃぶしゃぶ」の作り方を見る

簡単もずくと切り干し大根のパリパリ和え【33kcal】

もずくはツルツルとしているので噛まずに食べれてしまうため、切り干し大根と和えることで食感が加わり、食べ応えがアップします! 「簡単もずくと切り干し大根のパリパリ和え」の作り方を見る

もずくのサンラータン風スープ【80kcal】

中華スープにもずく酢を加えると、サンラータン風のスープに大変身!ふわふわの卵とツルツルのもずくの相性は抜群です。 「もずくのサンラータン風スープ」の作り方を見る

まとめ

もずくを毎日の生活にプラス

今回ご紹介したレシピは味付けもずくを使っていますが、スーパーでは味付けがされていない生もずくも販売されています。 もずく酢は味がついているので、そのまま食べれるというメリットがありますが、調味液に糖分が使われているため、気になるようでしたら生もずくを購入して、ご自身で味付けされることをおすすめします。 スーパーやコンビニで手軽に手に入れることができるもずく酢を、毎日の食事にプラスしてみてはいかがでしょうか。 【出典】 ・農林水産省「平成30年漁業・養殖業生産統計 養殖魚種別収獲量」 (https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0001803976) ・沖縄県もずく養殖業振興協議会「もずくとは」 (http://www.mozukukyo.org/mozuku/)

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著者

河村 桃子(管理栄養士)

管理栄養士として病院やクックチル(食材を調理加熱したあとに急速に低温冷却しチルドの状態で管理する調理法)のコンサルティング、栄養専門学校講師の業務に携わる。現在はフリーランスの管理栄養士として、「今日の食事で明日の自分は変わる」をモットーに、コラム執筆や特定保健指導、レシピ提案、食事講座など働く大人の食事サポートを行っている。


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