【徳島県のご当地食材】旨味たっぷりな「生しいたけ」の基礎知識

【徳島県のご当地食材】旨味たっぷりな「生しいたけ」の基礎知識

食べごたえがあってカロリー控えめ、さらに旨味もたっぷりの生しいたけ。食卓に登場することも多いおなじみの食材ですね。皆さんは、徳島県が生しいたけの生産量日本一であることはご存じでしょうか?今回は、徳島県のご当地食材である生しいたけの魅力を紹介します。

生しいたけの基礎知識

生しいたけの歴史

生しいたけの原産地はアジアの熱帯地域といわれており、日本では平安から鎌倉時代の頃にはすでに食べられていたようです。生しいたけの栽培が始まったのは江戸時代で、この頃は原木に菌を打ち込んで栽培する「原木栽培」がおこなわれていましたが、昭和の終わり頃から「菌床栽培」が増加し、より効率的な生しいたけの栽培が可能となりました。

生しいたけの特徴

徳島県で多く栽培されている生しいたけは、肉厚で食べごたえがあり、香り高い風味が特徴です。徳島県でも平成元年頃から菌床栽培に移行し、1年を通して生しいたけが栽培・出荷されるようになりました。

「菌床栽培」とは?

生しいたけの栽培というと、木から生しいたけが生えているのを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実はそれは「原木栽培」であり、徳島県で主流となっている「菌床栽培」とは異なります。

「菌床栽培」は、おがくずや栄養源となるぬかなどを混ぜて作った人工培地で生しいたけを栽培する方法です。気候などに左右されやすく収穫まで時間がかかる「原木栽培」と比べて、「菌床栽培」はハウス内で湿度や温度が管理されており、収穫のサイクルが短いため、1年を通して出荷できるというメリットがあります。

おいしい生しいたけの見分け方

生しいたけを購入するときは、かさに注目してみましょう。かさが肉厚であまり開いておらず、かさの裏のひだの部分が白くてはっきりしているものを選びましょう。

生しいたけの保存方法

生しいたけは水分が出ると傷みやすくなるので、かさを下にして新聞紙で包んでから保存袋に入れて野菜室で保存しましょう。

長期間保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。使いやすい大きさにカットし、保存袋に入れて空気をしっかりと抜いて密閉し、冷凍庫で保存しましょう。冷凍した生しいたけは、解凍すると旨味が流れ出てしまうので、解凍せずそのまま調理に使うとよいです。

生しいたけを調理するときの注意点

生しいたけをはじめとするきのこ類には、旨味成分が多く含まれています。旨味や栄養を無駄なく摂るためには、生しいたけは洗わずに調理するのがおすすめです。汚れが気になる場合は、ふきんやキッチンペーパーなどで軽く拭くとよいでしょう。

生しいたけに含まれる栄養素とは?

食物繊維で便通を整える!

生しいたけには不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は水に溶けにくいという性質があり、便のかさを増すことによって腸に刺激を与えて蠕動運動を促し、便通を整える効果が期待できます。

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ビタミンDで骨粗しょう症予防!

生しいたけにはビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウムやリンなどのミネラルの代謝に関わる栄養素で、骨の健康維持に役立つといわれています。

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まとめ

生しいたけを味わってみては?

おいしいのはもちろん、健康にうれしい栄養素も豊富な生しいたけ。菌床栽培によって安定した生産が可能となり、1年中購入できますので、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。

出典:生しいたけ JA全農とくしま アクセス日:2021年2月1日
(https://www.zennoh.or.jp/tm/farm/vegetable/shiitake.html)

生しいたけ 徳島県・とくしまブランド推進機構 アクセス日:2021年2月1日
(https://awa-food-tokushima.com/archives/shop/103)

「健康食品」の安全性・有効性情報 食物繊維 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 アクセス日:2021年2月1日
(https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail583lite.html)

「健康食品」の安全性・有効性情報 ビタミンD 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 アクセス日:2021年2月1日
(https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail221.html)

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