【春野菜の魅力に迫る!】新ごぼうの特徴とおすすめレシピ3つ

【春野菜の魅力に迫る!】新ごぼうの特徴とおすすめレシピ3つ

春にたくさんみかける「新ごぼう」。今回は新ごぼうならではの魅力をお伝えします。新ごぼうにぴったりのおすすめレシピもありますよ。ぜひ春の味覚を楽しんでください!

新ごぼうはこんな野菜

新ごぼうの旬

ごぼうの旬は晩秋から冬にかけて。冬の料理やおせち料理などによく登場します。一方、「新ごぼう」は4月から6月頃が旬となります。秋に植えたものを、まだ若いうちに収穫したごぼうのことを「新ごぼう」と呼びます。

新ごぼうの特徴

まだ大きく成長する前のごぼうとなるため、直径が約1.5cm、長さが30cm程度のものが多いです。香りが優しく上品な味わいで、食感がやわらかいのが特徴です。ごぼうの香りが苦手な人でも食べやすいと言われています。皮が薄く、アクも少ないので、手軽に調理しやすいのもうれしいポイントですね。

新ごぼうの保存方法

通常のごぼうよりも水分が多いので、傷みやすくなります。ラップに包んだりポリ袋に入れたりして、野菜室で保存し、なるべく早く使いきりましょう。

新ごぼうの栄養

食物繊維がとっても多い!

ごぼうには、とにかく食物繊維が豊富です。食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維、水に溶けない不溶性食物繊維があります。どちらか一方の食物繊維を多く含む野菜が多いですが、ごぼうは両方の食物繊維が多く含まれているのです。

◎水溶性食物繊維
糖を消化酵素と接しにくくさせることで糖の吸収をゆっくりにし、血糖値の上昇を穏やかにします。また、コレステロールの吸収も妨げ、体の外に排出しやすくします。このことが糖尿病や脂質異常症の予防につながると期待されています。

◎不溶性食物繊維
腸を刺激することで、腸の動きを盛んにします。また、便の量を増やすことで排便を促します。このことが腸内環境を整えることにつながり、便秘や腸の病気の予防に役立ちます。

新ごぼうだから!ポリフェノールがまるごと摂れる

ごぼうに感じる苦みはポリフェノールによるもので、皮の近くに多く含まれています。そして、ポリフェノールは水に溶け出しやすい性質があります。

新ごぼうは皮がやわらかいので、包丁やたわしでこそげ落とす必要がなく、泥を洗い流す程度で十分です。また、アクが少ないので水に長時間さらす必要がありません。新ごぼうは、ポリフェノールを効率良く、まるごと摂取できる食材なのです。

ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を抑えます。活性酸素は少ない量のときは体に有用な働きをしますが、量が多くなると免疫力の低下、細胞の老化、動脈硬化などを引き起こしやすくします。ポリフェノールの効果がこれらの予防につながると期待されています。

ビタミン、ミネラルが豊富な食材と組み合わせる!

ごぼうにはビタミンやミネラル類はあまり多く含まれていません。そのため、これらが多く含まれる食材と組み合わせて食べるのがおすすめです。ビタミンB1が豊富な豚肉、ビタミンB12が豊富な牛肉との組み合わせは、味の相性がとてもよく、栄養価もアップしますよ。

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新ごぼうならでは!おすすめメニュー

食べやす~い♪ヒラヒラ五目きんぴら

ごぼうをピーラーでむいて炒めたきんぴらです。やわらかい新ごぼうを薄くすると、さらに食べやすくなりますよ。火の通りも早いので、さっと作れます。

▶「食べやす~い♪ヒラヒラ五目きんぴら」レシピはこちら

ごぼうのガリ和え

ごぼうをガリと一緒にシンプルに味わうメニューです。いつものごぼうで作ってもおいしいですが、新ごぼうを使えば優しい味わいと食感を楽しめます。もう1品ほしいときやおつまみにもぴったりです。

▶「ごぼうのガリ和え」レシピはこちら

豚肉とごぼうの中華和え

豚肉の入った和え物に、ごぼうの味と食感がアクセントになったメニューです。新ごぼうを使うときはさっと茹でることがポイントです。ごぼうから食物繊維が多く摂れ、また脂の少ないヒレ肉を使っているのでダイエット中にもぴったりの1品です。

▶「豚肉とごぼうの中華和え」レシピはこちら

まとめ

旬の時期に楽しみたい!

新ごぼうは今の時期にしか食べられない野菜です。出回る時期が短いので、料理にたくさん使って、新ごぼうならではの味を楽しみましょう。そして食卓から春の訪れを感じましょう!

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【参考文献】
・色の野菜の栄養辞典/監修 女子栄養大学名誉教授 吉田企世子/(株)エクスナレッジ/2017年11月発行
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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