【栄養の宝庫】しいたけの栄養とおすすめレシピ

【栄養の宝庫】しいたけの栄養とおすすめレシピ

秋の食材をイメージさせる「きのこ」ですが、人工栽培が進んでいる現代では、年中楽しめる食材となりました。しめじ、えのき、エリンギ、きくらげ…たくさんの種類があるきのこですが、うま味の他に栄養素も豊富に含まれています。その中でも、今回は「しいたけ」にスポットを当てて見ていきたいと思います!

しいたけの歴史

原木栽培の発祥

しいたけの栽培方法と言えば「原木栽培」。その発祥は諸説ありますが、多く伝えられているのは、豊後の国(現在の大分県)の源兵衛という人物が、炭焼きの残り木に多数発生しているしいたけを発見し、研究を重ねて生まれたという説。大分県には、しいたけの菌が好む「クヌギの森」が多いことも、しいたけ栽培が普及するカギでした。

しいたけの特徴

うま味成分「グアニル酸」

うま味成分といえば、カツオなどの動物製品に含まれる「イノシン酸」、昆布などに含まれる「グルタミン酸」が有名ですが、干ししいたけに含まれる「グアニル酸」も、三大うま味成分の一つです。
同じしいたけでも、生しいたけにはグアニル酸は含まれておらず、グルタミン酸が含まれています。生しいたけを干すことによって、初めてグアニル酸が生成されます。また、干すことによってグルタミン酸も約15倍に増え、グルタミン酸とグアニル酸の相乗効果が期待できます。

しいたけ特有の栄養成分「エリタデニン」

エリタデニンはきのこ類に含まれていますが、しいたけが最も多く含んでいます。食物繊維同様、血中コレステロールの低下が期待できるとされています。

ビタミンDの材料「エルゴステロール」

しいたけに含まれるエルゴステロール(プロビタミンD2)は、紫外線を当てることでビタミンD2になります。ビタミンD2には、骨格と歯の発育を促したり、血中カルシウム濃度を一定に調節し、神経伝達や筋肉の収縮などを正常に行うよう促す働きがあります。特に、成長期の子供や、高齢者の骨粗しょう症予防にも必要な栄養素となります。

しいたけのおすすめレシピ

トースターで!納豆つみれのしいたけカップ

切って、混ぜて、乗せて、焼くだけ!しいたけをカップに使うことで、ヘルシーながらも満足感たっぷりに仕上がります。

「トースターで!納豆つみれのしいたけカップ」のレシピはこちら!

乾燥しいたけとえのきの佃煮風

干ししいたけに含まれるうま味成分「グアニル酸」を活かして、薄味でもおいしい佃煮が出来上がります!

「乾燥しいたけとえのきの佃煮風」のレシピはこちら!

豆腐入りハンバーグのきのこソースがけ

ハンバーグはひき肉だけでなく、きのこと豆腐を合わせることで低カロリーに。うま味たっぷりのきのこソースを添えていただきます。

「豆腐入りハンバーグのきのこソースがけ」のレシピはこちら!

まとめ

いかがでしたでしょうか。うま味だけでなく、栄養の宝庫であるしいたけ。生しいたけ、干ししいたけそれぞれの特徴を活かした料理をお楽しみください♪

【参考文献】
大分県椎茸振興協議会/しいたけを知る(http://oita-shiitake.com/) 閲覧日2021.8.1

日本うま味調味料協会/うま味の成分
(https://www.umamikyo.gr.jp/knowledge/) 閲覧日2021.8.1

健康長寿ネット/健康長寿とは/栄養素/ビタミンDの働きと1日の摂取量(https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-d.html) 閲覧日2021.8.1

【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?

まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
  • ・専属の管理栄養士がダイエットをサポート
  • ・食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
  • ・管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
  • ・「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス

カテゴリ別ニュース