【食べてやせる!】「納豆+ご飯」でダイエットできるってホント?
「健康食品」のイメージが強い納豆。そんな納豆を普段のご飯にプラスするだけで代謝を上げて、太りにくい体作りをサポートしてくれるんだとか…。そこで今回は、納豆の気になるカロリーや栄養、「納豆+ご飯」で手軽にできる料理、野菜などを補足したバランスアップメニューなどをご紹介していきます!
2018年06月17日
3つの納豆パワー
腸内環境を整え、血糖値の急上昇を抑えて太りにくい体質に!
健康のために、普段の食生活に納豆を取り入れている方も多いのではないでしょうか?その納豆の栄養効果は、みなさんもご存知の通りとても優秀です。今回はその中でもダイエットや美容に嬉しい効果をピックアップ!
①女性特有のお悩みを解決!
納豆には女性ホルモンと似た働きをすることでお馴染み、「イソフラボン」と呼ばれるポリフェノールの一種が含まれています。イソフラボンは女性ホルモンのバランスを整えたり、強力な抗酸化作用を持つことから、女性特有な症状の予防・改善や肌トラブル解消、アンチエイジングケアなどに効果が期待されています。
②太りにくい体を作る
納豆にはビタミンB群が含まれています。特に、糖質や脂質を効率よくエネルギーに変えて脂肪をため込みにくくするビタミンB1やB2が豊富です。このため、太りにくくやせやすい体作りを手助けしてくれると言われています。 さらに、納豆のねばねば成分である「ナットウキナーゼ」は、血栓を溶かして血液の流れをスムーズに保つ働きがあると言われています。この働きによって、栄養や酸素が全身に行き届くようになるので、代謝が高まってよりダイエット効果を感じられやすくなるでしょう。
③美腸を目指す
納豆は、納豆菌によって大豆を発酵させて作られます。納豆菌は硬い殻におおわれているため、熱や胃酸に強く死滅しにくいと言われています。このため、腸まで届いて善玉菌の増殖を促し、腸内環境を改善する効果が期待できます。 また、意外かもしれませんが納豆には100gあたり約6.7gもの食物繊維が含まれています。食物繊維も腸内環境を良くしてくれることで知られていますが、現代人には不足しがちな栄養素だと言われているので、納豆を活用して食物繊維を補給するのもいいかもしれませんね。 ▶【ダイエットの味方食材】毎日食べても飽きない「納豆」アレンジレシピ3選
「納豆+ご飯」はダイエットに良い?!
ご飯は炭水化物に分類され、糖質が多く含まれています。糖質を摂ると血糖値が上昇しますが、急激に上昇すると、血液中の余分な糖質を脂肪に変えて蓄えようとするので太りやすくなると言われています。 「GI値」をご存知ですか?これは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後の血糖値の上昇度を示すものです。白米のご飯を「100」とした指標では、白米に納豆を加えることでGI値が「68」にまで下がります。このことからも、ご飯に納豆をプラスすることによって、血糖値の急激な上昇を抑え、普通にご飯を食べるよりも脂肪の吸収を抑えやすくなり、太りにくくなるという効果を期待できるのです!
1日1パックを継続!
納豆(糸引納豆)は100gあたり約200kcalで、1パック分(約50g)あたり約100kcalとなります。このため、納豆効果を得たいからといって食べ過ぎは太る原因となるので注意しましょう。1日に1パックを目安に毎日継続して食べると効果アップですよ。 ▶【ネバネバが人気】管理栄養士がおすすめする「ネバネバ食材」BEST3
組み合わせて栄養満点!オススメ納豆メニュー
ササっと作れて栄養満点♪玄米ご飯の納豆小松菜TKG<517kcal>
いつものご飯に小松菜と納豆をプラスして栄養バランスをアップ!さらに、玄米ご飯で食物繊維もしっかり摂れちゃいます♪ササッと調理できますので時間がない時や忙しい日にもオススメです。 【主食】玄米ご飯の納豆小松菜TKG(395kcal) 【副菜】レンチン和風ポテトサラダ(78kcal) 【副菜】ミニトマトとわかめのサラダ(27kcal) 【汁物】焼き葱と焼き椎茸のすまし汁(17kcal) ▶「ササっと作れて栄養満点♪玄米ご飯の納豆小松菜TKG」メニューはこちら
簡単栄養バランス満点の和朝食♪<498kcal>
ごはんの炭水化物に、納豆のたんぱく質、お野菜の味噌汁に、ミニトマトととてもバランスよく食べられます。 【主食】チーズ納豆丼(361kcal) 【副菜】ミニトマトの塩昆布和え(32kcal) 【副菜】水菜と厚揚げの味噌汁(105kcal) ▶「簡単栄養バランス満点の和朝食♪」メニューはこちら
今日から始めよう納豆ごはん
いかがでしたか?ダイエット中もご飯を食べたいという方は、ぜひ納豆をプラスしてみましょう。納豆は美容や健康に良いだけではなく、ダイエット効果も期待できる優れた食品です。最近はコンビニなどでも納豆が気軽に購入できるようになったため、忙しい人でもはじめやすく、普段料理をしない方でも挑戦しやすいのではないでしょうか?ぜひ今日から納豆を取り入れて、ご飯はしっかり食べるダイエットを始めてみてくださいね!
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。