【おかずにも、おつまみにも!】ししゃもの栄養パワーとおすすめレシピ4選
おかずとしてもおつまみとしても人気の「ししゃも」は、日本人にとっておなじみの食材です。頭から尻尾まで丸ごと食べられるししゃもは、栄養を無駄なく摂ることができます。そこで今回は、ししゃもに秘められた栄養パワーとおすすめレシピについて、管理栄養士が解説します。
2020年11月12日
ししゃもの基礎知識
からふとししゃもと本ししゃものちがいとは?
ししゃもには2種類あり、よく見かけるおなじみのししゃもはからふとししゃもという種類で、スーパーなどで見かけるししゃもの9割はからふとししゃもです。からふとししゃもは北太平洋から北大西洋まで広く生息している魚です。 本ししゃもと味や見た目が似ており、漁獲量が多く安価で食べられることから、本ししゃもの代用品として広く普及しています。本ししゃもは日本の北海道南部の太平洋沿岸の一部の地域でしか摂ることができず、漁獲量が少ないぶん価格も高く、スーパーなどで見かけることも少ないです。 からふとししゃもしか食べたことがないという方は、機会があれば本ししゃもも味わってみてくださいね。
ししゃもの栄養効果
カルシウムで骨や歯を丈夫に保つ!
骨も丸ごと食べられるししゃもは、カルシウム補給に適した食品です。カルシウムは骨や歯を丈夫に保つのに欠かせない栄養素です。カルシウムは日本人の食生活において不足しがちな栄養素ですし、特に女性は閉経後はホルモンバランスの変化によって骨粗しょう症のリスクが高まりますので、早い段階でカルシウムを積極的に摂りたいですね。 【カルシウムの基礎知識】管理栄養士が吸収率アップのコツを解説
たんぱく質で筋肉量アップ!
ししゃもにはたんぱく質が多く含まれています。たんぱく質は筋肉の材料となる栄養素です。筋肉は年齢を重ねると減少し、減少とともに代謝も落ちてやせにくく太りやすい体質に変化してしまう可能性もありますので、しっかりとたんぱく質を摂ることが重要です。 また、たんぱく質は健康な髪や皮膚の材料にもなるので、美容にも欠かせない栄養素です。 【アンチエイジング効果も?】みんな大好きな「鶏むね肉」はココがすごい!
鉄分で貧血に負けない身体に!
貧血予防に効果的な栄養素として知られている鉄分も、ししゃもに多く含まれています。 鉄分は血液中の成分であるヘモグロビンを作るのに欠かせない栄養素で、不足すると身体にとって必要な酸素や栄養が行き渡りにくくなり、めまいやだるさなどの貧血症状が表れる可能性があります。 月経によって血液を失う女性は貧血症状を起こしやすいので、鉄分をしっかりと取り入れましょう。
ししゃもを使ったおすすめレシピ
ししゃもの竜田揚げ丼
生姜じょうゆで下味をつけたししゃもの竜田揚げはご飯にぴったりです。大根おろしやかいわれ大根を添えることで、さっぱりと食べられますよ。 ▶「ししゃもの竜田揚げ丼」のレシピはこちら
ししゃも南蛮
丸ごと食べられるししゃもを使った南蛮漬けは食べやすく、野菜も一緒に摂れるので栄養満点です。 ▶「ししゃも南蛮」のレシピはこちら
ししゃもとトマトのエスカベッシュ
和食のイメージが強いししゃもを洋風に仕上げたおしゃれな一品です。たっぷりの野菜を使い、彩りよく仕上げましょう。 ▶「ししゃもとトマトのエスカベッシュ」のレシピはこちら
ししゃもの青のりフライ
青のりの風味が香ばしいフライです。お弁当のおかずにもおすすめのですよ。 ▶「ししゃもの青のりフライ」のレシピはこちら
まとめ
焼くだけじゃもったいない!ししゃもをもっと楽しもう!
ししゃもは栄養価が高く、手に入りやすい魚です。シンプルに焼いて食べることの多いししゃもですが、実は和食にも洋食にも合う食材です。ししゃもの新たな美味しさを発見してみてはいかがでしょうか? 【参考文献】 ・むかわししゃも 鵡川漁業協同組合 (https://www.jf-mukawa.jp/)アクセス日:2020年10月5日 ・北海道の魚 ししゃも 北海道漁業協同組合連合会 (https://www.gyoren.or.jp/hokkaidos_fish/shisyamo/index.html)アクセス日:2020年10月5日
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。