
春と秋の年2回に旬を迎えるかつおは、獲れる時期により栄養も味もそれぞれ違うのをご存じでしょうか。刺身やたたきなどで食卓への出番が多いかつおは、手軽に利用できるだけでなく、私たちの身体にもうれしい栄養素が詰まっています。今回、獲れる時期で違うかつおの栄養や味を解説するとともに、春が旬の「初かつお」を使ったおすすめレシピを紹介したいと思います。
かつおの特色とは?
ポイント1:旬は年に2回

かつおの旬の時期は、春と秋の年2回です。春に黒潮にのって太平洋岸を北上する時期に獲られたものが「初かつお」と呼ばれます。一方、秋に水温の低下に伴って南下してきたところを獲ったものを「戻りかつお」と呼んでいます。
ポイント2:旬の時期で味が違う

春に獲れる「初かつお」は、身が引き締まっているため、淡泊な味が特徴です。そのため、たたきや鰹節などに向いています。
一方、秋に獲れる「戻りかつお」は、エサをたくさん食べて折り返してきているため、魚体も大きく、脂がのり濃厚な味わいとなっています。そのため、分厚い刺身に最適です。
かつおの栄養
栄養1:良質なたんぱく質

かつおは、私たちの身体の中で合成できない必須アミノ酸をバランスよく含む良質なたんぱく質が豊富です。たんぱく質は、美しい髪の毛、健康な筋肉や臓器、皮膚などを構成するだけでなく、ホルモンや抗体などの体調節機能など生命の維持に欠くことができない栄養素のうちの1つです。
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栄養2:低カロリー
かつおは、可食部100gに対して約100~150kcalと比較的カロリーが低い魚です。旬の時期によってカロリーは違い「初かつお」は約100kcalなのに対して、「戻りかつお」は脂肪分をより含むため約150kcalとカロリーがやや多くなっています。
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初かつおを使ったおすすめレシピ3選
レシピ1:かつおアボカドサラダ

あっさりした味の初かつおと濃厚でクリーミーなアボカドを組み合わせた、食べ応えのあるサラダです。
▶︎「かつおアボカドサラダ」のレシピはこちら
レシピ2:かつおの中華風サラダ

こちらは、切るだけのサラダなのに見た目も華やかなレシピです。後味にピリ辛なアクセントのあるごま風味のドレッシングは、かつおとの相性も抜群です。
▶︎「かつおの中華風サラダ」のレシピはこちら
レシピ3:かつおのそぼろ丼

お肉のそぼろ丼とは違い、かつおならではのうま味のあるそぼろ丼のレシピです。ご飯を玄米にすることで、食べ応えのある主食に仕上がります。
▶︎「かつおのそぼろ丼」のレシピはこちら
まとめ
淡泊な味の初かつおを堪能しよう!

今回はかつおの豆知識やかつおを使ったおすすめレシピを紹介しました。低カロリーで高たんぱく質なかつおは、獲れる時期により栄養価は違うものの、どちらも私たちの身体にうれしい栄養素が詰まっています。今回紹介したレシピを参考に、旬のかつおを堪能してみてはいかがでしょうか。
【参考文献】
「食品成分データーベース」(文部科学省)
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl
(2021年4月2日)
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