【年に一度の特別な日】七夕のルーツとおすすめレシピ5選

【年に一度の特別な日】七夕のルーツとおすすめレシピ5選

7月7日は「七夕」です。短冊を飾ったり、天の川を観賞したりと、毎年七夕を満喫している方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、七夕のルーツと行事を楽しむおすすめレシピをご紹介します。七夕ならではの料理を添えて、日本人になじみ深い伝統行事をぜひ楽しんでくださいね。

2022年07月07日

七夕の由来とは?

中国で生まれた「七夕伝説」がルーツ

七夕は、中国発祥の七夕伝説がルーツだと言われています。 七夕伝説は、天空で最も地位の高い神様・天帝(てんてい)の娘「織女(しょくじょ)=織姫」と、牛飼いの青年「牽牛(けんぎゅう)=彦星」の物語です。天帝はまじめに働く織姫と彦星の仲を取り持ち、のちに2人は夫婦となりました。 しかし結婚した2人は仕事をさぼり、毎日遊んで暮らすように。その様子を見て怒った天帝は、2人を天の川の両岸に引き離してしまいました。 ところが、2人はひどく落ち込み、仕事に手がつきません。かわいそうに思った天帝は、「毎日まじめに働くこと」を条件に、7月7日の夜だけ会うことを許しました。 この織姫と彦星にまつわる話が中国から日本に伝わり、現在の七夕行事へと発展します。

七夕ってどんな伝統行事?

五節句のひとつ

七夕は、中国から伝わった風習と日本の文化を組み合わせた「五節句」のひとつです。五節句には「七夕」の他、1月7日「人日(じんじつ)」、3月3日「上巳(じょうし)」、5月5日「端午(たんご)」、9月9日「重陽(ちょうよう)」があります。五節句は、ごちそうを神様に供え、けがれを払う「厄払い」の行事として、少しずつ形を変えながら現在まで受け継がれてきました。

中国と日本の風習が結びついた行事

中国では七夕伝説にあやかり、機織りや裁縫の上達を祈る「乞巧奠(きこうでん)」という行事が誕生しました。乞巧奠は平安時代に日本へと伝わります。 一方、日本では、水辺で機を織りながら神様が訪れるのを待つ「棚機津女(たなばたつめ)」という行事が古くから行われていました。 中国から輸入された乞巧奠に、日本古来の棚機津女を取り入れたものが、七夕の原型になったと言われています。

疫病から身を守る?七夕の行事食・そうめん

現在の七夕には、そうめんを食べる風習があります。 この風習が根付いた理由には、そうめんの原型となった「索餅(さくべい)」というお菓子が関係しているようです。索餅とは、小麦粉でできた生地をひも状にして揚げたもの。「食べると疫病を予防できる」と言われ、索餅は七夕の行事食となりました。時を経て、索餅はそうめんに形を変え、無病息災を祈って食べられるようになったと考えられています。

七夕を盛り上げる!おすすめレシピ5選

カラフル野菜のキラキラオードブル

スプーンでくずしたゼラチンが、まるで天の川のようにキラキラと輝きます。七夕をオシャレに彩る前菜です。 ▶「カラフル野菜のキラキラオードブル」のレシピはこちら

七夕にぴったり!キラキラ星の海鮮サラダ

ちょっとしたひと手間で、いつものサラダが七夕仕様に!星の形に型抜きしたパプリカと、輪切りにしたオクラがポイントです。えびやサーモンを具材に加え、食べ応えのあるサラダに仕上げました。 ▶「七夕にぴったり!キラキラ星の海鮮サラダ」のレシピはこちら

織姫の織る糸にそって!七夕きゅうりそうめん

細長く切ったきゅうりを、織姫お手製の糸に見立てた一品です。美しく盛り付けて、家族をあっと言わせましょう! ▶「織姫の織る糸にそって!七夕きゅうりそうめん」のレシピはこちら

七夕さらさら麺

七夕には、なんといっても「そうめん」が欠かせません。赤・黄・緑と鮮やかなトッピングが、七夕の食卓を彩ります。 ▶「七夕さらさら麺」のレシピはこちら

星に願いを!七夕そうめんゼリー

せっかくの七夕の日。「もっとパーティー感を演出したい!」という方には、そうめんゼリーがおすすめです。インパクトのある見た目で、子どもたちも喜ぶこと間違いなしですね◎ ▶「星に願いを!七夕そうめんゼリー」のレシピはこちら

まとめ

年に1度の特別な日を、七夕にちなんだ料理とともに迎えよう

七夕は、厄払いを祈願する伝統行事として、日本で古くから受け継がれてきました。しかし、そのルーツには織姫と彦星の切ない物語が関わっています。織姫と彦星が唯一会える大切な日は、七夕ムードを盛り上げる料理を楽しみながら過ごしてみませんか? 【参考文献】 ・大臣官房新事業・食品産業部外食・食文化課食文化室.“和食;日本人の伝統的な食文化”.農林水産省(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/),閲覧日2022年2月8日 ・大臣官房新事業・食品産業部外食・食文化課食文化室.“「子どもと育む和食の時間」-栄養士・保育士等のための和食文化継承教材-”.農林水産省(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/),閲覧日2022年2月8日 ・自然科学研究機構 国立天文台.“質問3-9)七夕について教えて”.自然科学研究機構 国立天文台(https://www.nao.ac.jp/faq/a0309.html),閲覧日2022年2月8日

【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?

まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!

  • 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
  • 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
  • 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
  • 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス

著者

藤倉 詩織(管理栄養士)

【予防医療】にかかわりたいという思いから、大学卒業後は健診センターに就職。現在はフリーランスの管理栄養士として、食や栄養に関するコラム執筆などに携わっています。より多くの人に「食べることが楽しい」と思っていただけるよう「正しい食の情報」をお伝えしていきます。


カテゴリ別ニュース